ハーレー パンヘッドFL 1962のオールドスクールチョッパー

H-D FL 1962
GRASS HOPPER MOTOR CYCLE

January 12th, 2019

清涼ホワイトの
不意打ちムーンサルト

本陣を敷く茨城県内はおろか、北関東中に腕の立つエンジン屋としてその名を水面下で伝播させる『グラスホッパーモーターサイクル』。店主山田さんのなんら偉ぶることないフラットな人柄を慕うファンは多く、男性ばかりか、取材当日には女性ライダーが愛車の相談をしていた姿も記憶に新しい。

ハーレー パンヘッドFL 1962のオールドスクールチョッパー

そしてもちろん、エンジンワークだけではなく、カスタムのキレ味も鋭い。これまで頻繁にアメリカへ渡り、その景色や空気を吸い込んで来た氏の感性はリアルで、いま流行のニーズで化粧しない分、カスタムにはまるで肉汁が溢れ出るかの旨味がギュッと詰まっている。

ハーレー パンヘッドFL 1962のオールドスクールチョッパー

さて、今回は’62年式FLがベースのチョッパーだ。オーナーの要望で’70年代風のイメージに、ちょっとサイケデリックな感じを加えたと言う。ホワイトカラーがフレッシュな、目にやさしい、ずっと眺めていたくなるようなトラディショナルスタイル。

「フォークはワンオフで、以前作った感じでそれよりもう少し長くしてます。デンバーフォークをモチーフにして4インチオーバーぐらいですかね。でも他もそうだけど、正直そんなに複雑な加工ものはないですよ(笑)」

ハーレー パンヘッドFL 1962のオールドスクールチョッパー

これが氏の、いつものリアクションである。確かに聞けば、タンクやフェンダーは汎用パーツをそのまま付けるなど、大掛かりなカスタムでないことが分かる。が、そう話しておきながらフォークは手数を要したワンオフ。こうした小技からのムーンサルトがグラスホッパーの作法だ。

ハーレー パンヘッドFL 1962のオールドスクールチョッパー

鉄棒を曲げて作ったステップ周りもそうだが、頂点にボールを配したデザインのシッシーバーに目が留まる。国内製のボールベアリングを使ったそれは、単体で浮くことなく、むしろ’70年代のイメージを強力に後押しする。また、リアのダブルテールランプも素敵だ。これら『ここぞ』という箇所のたたみ掛けは、ヒットマンさながらの精度の高さを誇っている。

「ペイントのデザインもオーナーの希望です。昔のアメリカの写真かなんかを持って来てそれと同じように。あとはまあエンジンは全部やってあるんで、ノーマルスペックで組み直してる感じです」

ハーレー パンヘッドFL 1962のオールドスクールチョッパー

最後はやはり、エンジン。昨年のホットロッドカスタムショーに間に合わせるのが先で、まだエンジンをかけていないそうだが、話をいやらしく誘導してみると。「……まあそう言われればきっと最高のはずです(笑)」、と普段から主張しないエンジン屋の本音が思わずこぼれる。

HARLEY-DAVIDSON FL 1962 DETAIL WORK

ハーレー パンヘッドチョッパーのフロントフォーク

FRONT FORK

4インチオーバーのスプリンガーフォークは市販品では納得行かず、デンバー製をモチーフにワンオフしたもの。

ハーレー パンヘッドチョッパーのガスタンク

GAS TANK

市販のスポーツタンクをそのまま装着。塗装はすぐお隣さんのピンストライパー、マックカスタムデザインが担当。

ハーレー パンヘッドチョッパーのエンジン

ENGINE

グラスホッパーといえばエンジンである。まだ火を入れていない内部はノーマルスペックで組み上げられた。

ハーレー パンヘッドチョッパーのフットステップ

FOOT STEP

フットステップ周りは鉄棒を曲げて成形した部位。先端に国内製ボールベアリングを付けてアクセントとする。

ハーレー パンヘッドチョッパーのマフラー

MUFFLER

ミッドハイのストレートパイプのバンプ部分は加工屋さんで作ってもらったもの。それを溶接でジョイント。

ハーレー パンヘッドチョッパーのシッシーバー

SISSY BAR

シッシーバーの先にもボールベアリングを付けてステップ周りと同デザインに。テールランプはダブルで装着。

GRASS HOPPER MOTOR CYCLE

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電話 029-259-4746
FAX 029-259-4746
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