ハーレー FLHショベルのオールドスクールチョッパー1979年

H-D FLH 1979
GREASE STAINS

August 23rd, 2021

一台の間を行き来する
万感のスタイルチェンジ

1980年代までのヴィンテージハーレーに特化したショップによるオールドスクールチョッパーである。東京の『グリスステインズ』と聞けば、コンディションの高いストックスタイルの印象が強いが、その実、ことのほかチョッパーへの傾倒も深い。

ハーレー FLHショベルのオールドスクールチョッパー1979年

「今はチョッパーのオーダーも増えてます。もちろんオリジナルスタイルで買って頂くことも多いですし、それと同じぐらいチョッパーの依頼もあります。ただウチがそれを表に出してないだけです。別に出したくないわけじゃなく、出す時間がない(笑)」

店主の宮﨑さん自身も好むオールドスクールのチョッパー。今回は’79年式のフルオリジナルのFLHをベースにしてカスタムに着工。もちろんそのままの状態で十分に希少性の高い代物なだけに、そこは同店ならではの配慮がなされている。

ハーレー FLHショベルのオールドスクールチョッパー1979年

「もったいない? ああ、ウチで作るチョッパーは基本オリジナルに戻せるように作ってます。なのでオリジナル部品も取っておきますし、もしお客様が飽きたとしても『オリジナルに戻しましょうか』っていうことが出来るんです」

増車する必要はなく、1台でオリジナルスタイルからチョッパーまでを楽しめる提案が同店のアプローチでもある。そして今回もそこを押さえた上で、ご覧のチョッパースタイルへと形が変えられた。全体のプロデュースは店主の宮﨑さん、そして実際現場で作業に当たったのはスタッフの大地(おおち)さんだ。

ハーレー FLHショベルのオールドスクールチョッパー1979年

製作に当たってのポイントは、当時のパーツを織り交ぜること。現代の部品を使うことなく、実際に’70年代~’80年代の人が乗ってたような雰囲気を出すことに重きが置かれている。そしてこうしたパーツチョイスの執心は、日々上質なヴィンテージに触れているだけあってシビアだ。

ハーレー FLHショベルのオールドスクールチョッパー1979年

まず、フロント周りはごっそりとFX用に移植。それに合わせてホイール径も前後19/16インチとされ、ガスタンクとフェンダーにはエイジングペイントが施されている。そしてマフラーのエンドをサイド排気とし、プライマリーカバーは当時いたであろうチョッパー乗りの姿をソースとしてオリジナルをカット。ガイド製ウインカーやチェーンカバーの風合にも不足はない。

ハーレー FLHショベルのオールドスクールチョッパー1979年

「ストックと当時のパーツをうまく組み合わせてます。例えば10年後に見ても良いなって思ってもらえるような。だからその辺のイメージと、あとはエンジンもミッションももちろんやりますから、見た目だけじゃなくガンガン乗れるようにしてます」

HARLEY-DAVIDSON FLH 1979 DETAIL WORK

ハーレー FLHオールドスクールチョッパー1979年のフロントフォーク

FRONT FORK

フォークをFX用に移植。キャリパーやヘッドライトは当時の物でフレーム下のツールバッグがアクセントに。

ハーレー FLHオールドスクールチョッパー1979年のガスタンク

GAS TANK

ピーナッツタンクはフェンダーと合わせてエイジングペイント。外観は当時のチョッパーを参考にしたと言う。

ハーレー FLHオールドスクールチョッパー1979年のエンジン

ENGINE

得意とするエンジンとミッションは完調にリペア。見た目だけではないガンガン乗れるヴィンテージが信条。

ハーレー FLHオールドスクールチョッパー1979年のプライマリーカバー

PRIMARY COVER

キックではなくセルモーターの依頼に合わせてカバーをカット。雰囲気を損なわないようにオリジナルを使用。

ハーレー FLHオールドスクールチョッパー1979年のリアホイール

REAR WHEEL

ホイールやキャリパーはオリジナルを使用し、ウインカーにはガイド製を選択する。シッシーバーは単一で製作。

ハーレー FLHオールドスクールチョッパー1979年のテイルライト

TAIL LIGHT

当時物ならではの素材感を持ったテイルライト。ワンオフのシッシーバーはごくシンプルな造形で作られる。

GREASE STAINS

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