THE SKULLHEAD

青年期に貫通した
モトリーの求心力

熊本市から山鹿市へと続く県道37号線から一本脇道にそれた、スロープ状の坂を登った場所にあるカスタム屋だ。スタートは2012年で、ハーレーを専門にしてショベルヘッドからツインカムのキャブ車までを枢軸としている。

そもそも主人の木村さんがハーレーに興味を持ったのは米国のカリズマロックバンド『モトリークルー』の影響からだそうで、当時中高生だった氏はそのPVに衝撃を受け、以来ずっと憧れを持つことになった。

「その時は国産アメリカンブームだったんですけど、それに乗るのは悔しいというか嫌だったんで中型は乗ってないです。もう最初からハーレーに乗ろうと決めてたので一番最初に買ったバイクがハーレーです」

自分がこうと決めたら一徹なアメリカンフリークだ。20歳でハーレーを手に入れ、その後ハーレーディーラーに勤務した後に独立。仕事ではきちんと整備することを心がけ、基本的に現状販売は行わず、どの車両に関しても自分が納得したものをお客さんに手渡すようにしていると語る。