REBELLION MOTOR CYCLEのハーレー ショベルヘッドの鬼ハン(バサラスタイル)チョッパー 1978年

H-D FXE 1978
REBELLION MOTOR CYCLE

June 11th, 2026

フラッシュバックする
揺れ動く10代への景色

先輩から後輩へ。連綿と受け継がれてきた日本固有のアングラなカルチャーがある。『族車』のカスタマイズがそれで、ディテイルに目を向けると、意外なほどその独創性がチョッパーとリンクすることがある。

REBELLION MOTOR CYCLEのハーレー ショベルヘッドの鬼ハン(バサラスタイル)チョッパー 1978年

元々は新聞社のプレスライダーに端を発する、内側に絞り上げた鬼ハンがその代表例だろう。リジッドフレームにヴィンテージモーターを積み、ハンドルには鬼ハンのセットアップ。この、乗り手が滑走して初めて完結する攻めのライディングスタイルが、関西のチョッパー乗りから全国へと波及してきた経緯がある。

新潟『リベリオン』の小林さんもその影響を受けたひとりで、この手のチョッパーを手掛ける機会は多いが、決して自分のスタイルではない。

REBELLION MOTOR CYCLEのハーレー ショベルヘッドの鬼ハン(バサラスタイル)チョッパー 1978年

「結構言われがちですけど、このスタイルをずっと前にしてる人が関西にいますから、僕のスタイルと言われるとそうではない。鬼ハンにしても、国産車しか知らない人にはハーレーで鬼ハンって考えられないことだったと思うんですよね」

今回のチョッパーは、昔から知った仲の後輩のために仕上げたものだ。小林さん所有のチョッパーを見て気に入り、同じように作って欲しいとの依頼を受けてのものである。

REBELLION MOTOR CYCLEのハーレー ショベルヘッドの鬼ハン(バサラスタイル)チョッパー 1978年

気を配ったのはポリス・オイルタンクで、影響されたチョッパーにも付いているこのタンクはどうしても外せないパートだった。そのためマフラーの『逃げ』は避けて通れない加工工程となり、そこを措置した上で、ただのカチ上げデザインではつまらないと、激しめの造形で消化した。

また、前後19/15インチのホイール選択も関西オールドチョッパーの慣例にならったもので、肝(きも)のリア15インチには車用ファイアストンを着用。車用のため、片側だけのホワイトリボンが実にリアルだ。

REBELLION MOTOR CYCLEのハーレー ショベルヘッドの鬼ハン(バサラスタイル)チョッパー 1978年

他にもインディアン製フットボードやシフトノブ、キックペダルなど、他社製ヴィンテージパーツをそれぞれの箇所に調達。これは人と被るのが嫌なオーナーの意向によるものだが、当初はフォークもインディアン製テレスコだったそうだ。

「15インチを履いてポリス・オイルタンクを付けてる関西の格好良いバイクをみんなリスペクトしてる。だからそっちに寄せていってる流れですよね」

REBELLION MOTOR CYCLEのハーレー ショベルヘッドの鬼ハン(バサラスタイル)チョッパー 1978年

振り返って見て、やれるところは全部やり尽くしたようなチョッパーだと話す。そして、10代からつながる後輩のために自分と同じ仕様で作ったチョッパーには、当時のあの残香や景色がわずかに揺れている。

HARLEY-DAVIDSON FXE 1978 DETAIL WORK

ショベルヘッドの鬼ハン(バサラスタイル)チョッパー 1978年のハンドル

HANDLE

影響された関西のチョッパーにならい鬼ハンをセット。内側に絞り込んだ特徴的デザインがポイントになる。

ショベルヘッドの鬼ハン(バサラスタイル)チョッパー 1978年のフロントフォーク

FRONT FORK

インディアン製フォークから74スプリンガーへ変更。ボリュームのあるライトはサイクルレイのレプリカ。

ショベルヘッドの鬼ハン(バサラスタイル)チョッパー 1978年のガスタンク

GAS TANK

小ぶりなピーナツタンクをフレームメインチューブに被せることなくちょこんと載せる。ピンラインをドロウ。

ショベルヘッドの鬼ハン(バサラスタイル)チョッパー 1978年のエアカバー

AIR COVER

カバー上部にはチーム名が、下部にはショップ名の彫金が入る。ハイマウントのフットボードはインディアン製。

ショベルヘッドの鬼ハン(バサラスタイル)チョッパー 1978年のオイルタンク

OIL TANK

このスタイルには外せないパートのポリスモデルに採用されたオイルタンク。アンバランスの妙が冴える。

ショベルヘッドの鬼ハン(バサラスタイル)チョッパー 1978年のマフラー

MUFFLER

ありきたりではつまらないと激しめに作られたアップスイープマフラー。エンドはわずかに角度が付けられた。

BUILDER’S VOICE

REBELLION MOTOR CYCLE

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