
H-D FXE 1978
REBELLION MOTOR CYCLE
フラッシュバックする
揺れ動く10代への景色
先輩から後輩へ。連綿と受け継がれてきた日本固有のアングラなカルチャーがある。『族車』のカスタマイズがそれで、ディテイルに目を向けると、意外なほどその独創性がチョッパーとリンクすることがある。

元々は新聞社のプレスライダーに端を発する、内側に絞り上げた鬼ハンがその代表例だろう。リジッドフレームにヴィンテージモーターを積み、ハンドルには鬼ハンのセットアップ。この、乗り手が滑走して初めて完結する攻めのライディングスタイルが、関西のチョッパー乗りから全国へと波及してきた経緯がある。
新潟『リベリオン』の小林さんもその影響を受けたひとりで、この手のチョッパーを手掛ける機会は多いが、決して自分のスタイルではない。

「結構言われがちですけど、このスタイルをずっと前にしてる人が関西にいますから、僕のスタイルと言われるとそうではない。鬼ハンにしても、国産車しか知らない人にはハーレーで鬼ハンって考えられないことだったと思うんですよね」
今回のチョッパーは、昔から知った仲の後輩のために仕上げたものだ。小林さん所有のチョッパーを見て気に入り、同じように作って欲しいとの依頼を受けてのものである。

気を配ったのはポリス・オイルタンクで、影響されたチョッパーにも付いているこのタンクはどうしても外せないパートだった。そのためマフラーの『逃げ』は避けて通れない加工工程となり、そこを措置した上で、ただのカチ上げデザインではつまらないと、激しめの造形で消化した。
また、前後19/15インチのホイール選択も関西オールドチョッパーの慣例にならったもので、肝(きも)のリア15インチには車用ファイアストンを着用。車用のため、片側だけのホワイトリボンが実にリアルだ。

他にもインディアン製フットボードやシフトノブ、キックペダルなど、他社製ヴィンテージパーツをそれぞれの箇所に調達。これは人と被るのが嫌なオーナーの意向によるものだが、当初はフォークもインディアン製テレスコだったそうだ。
「15インチを履いてポリス・オイルタンクを付けてる関西の格好良いバイクをみんなリスペクトしてる。だからそっちに寄せていってる流れですよね」

振り返って見て、やれるところは全部やり尽くしたようなチョッパーだと話す。そして、10代からつながる後輩のために自分と同じ仕様で作ったチョッパーには、当時のあの残香や景色がわずかに揺れている。
HARLEY-DAVIDSON FXE 1978 DETAIL WORK

HANDLE
影響された関西のチョッパーにならい鬼ハンをセット。内側に絞り込んだ特徴的デザインがポイントになる。

FRONT FORK
インディアン製フォークから74スプリンガーへ変更。ボリュームのあるライトはサイクルレイのレプリカ。

GAS TANK
小ぶりなピーナツタンクをフレームメインチューブに被せることなくちょこんと載せる。ピンラインをドロウ。

AIR COVER
カバー上部にはチーム名が、下部にはショップ名の彫金が入る。ハイマウントのフットボードはインディアン製。

OIL TANK
このスタイルには外せないパートのポリスモデルに採用されたオイルタンク。アンバランスの妙が冴える。

MUFFLER
ありきたりではつまらないと激しめに作られたアップスイープマフラー。エンドはわずかに角度が付けられた。
BUILDER’S VOICE
REBELLION MOTOR CYCLE
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|---|---|
| 電話 | 090-9333-0615 |
| FAX | 025-284-0017 |
| SHOP | REBELLION MOTOR CYCLEのショップ紹介 |
| 営業時間 | 10:00 ~ 20:00 |
| 定休日 | 月曜日 |

H-D FXST 2005




















