ハーレーのFLHストリップショベルヘッド1977

H-D FLH 1977
D-club Custom Cycles

September 23rd, 2019

フルコースで迎える
パウダーコートの馳走

大阪で創業して30年が経つ、古参のハーレーショップとして知られる『Dクラブカスタムサイクルズ』。現在は鳥取県に居を構え、稼業のカスタムやパーツ製作と同軸でパウダーコーティング事業を展開。この2014年より着手した新たなサービスは全国のプロショップや一般バイク乗りの目に留まり、刻々と注文を呼び込んでいる。

ハーレーのFLHストリップショベルヘッド1977

もちろん評判の高さには訳がある。それは、バイク屋が施行するというメリットだ。例えばホイールやエンジン各部のマスキングについて、細かい指示出しの手間は当然省ける。また長年カスタムに携わってきた経験から、色味のアドバイスといった面も的確だ。更には、基本的に5日間以内の納品を掲げたスピーディーさである。そこで、こうした独自のサービスの認知を広げるために手掛けたプロモーション用がこの一台だ。

ハーレーのFLHストリップショベルヘッド1977

「コンセプトも何も、パウダーをいっぱいしようかなと。それだけですけど(笑)。フレームからエンジンからキャブレターから全部。外装とマフラー以外全部やってますね」

鈑金加工は一切していないと、代表の足立さんは言う。購入した状態そのままに、今回は色味のカスタムに終始。ソリッドなブラックボディでまとめつつ、多様なパウダーを使い分けることで個々のディテイルにひと味違った表情を持たせている。

ハーレーのFLHストリップショベルヘッド1977

ざっと追っていこう。まずフロントフォークには『ミラーブラック』、ホイールとエンジンシリンダーが『USグロスブラック』、ブレーキマスターは『S&Sリンクルブラック』。そしてキャブレターに『ゴールド』、クランクケースとロッカーカバーが『カッパービン』という、同店で用意されたメニューのフルコースである。

ハーレーのFLHストリップショベルヘッド1977

「でも本当はもっといろんな色を使いたいんだけど、そうしたら売れんようになってくるしねこれが(笑)。だから売れやすい色でまとめてる」

販売車両でもあることから奇をてらうことなく、スタンダードな色味で統一したそうだ。しかしその中にも、見る人の懐に入り込む要素は網の目のように張り巡らされている。同系色で微妙に違う色味や質感はもとより、タンクのエンブレムまで塗装ではなくパウダーコーティングである。

ハーレーのFLHストリップショベルヘッド1977

「これはここまでパウダー出来ますよっていう車両です」。金属加工のカスタムに対して、知られざる景色を見せるパウダーコーティングの世界。メタルワークかカラーリングか、どちらにおぼれるも自由だ。

HARLEY-DAVIDSON FLH 1977 DETAIL WORK

ハーレーFLHストリップショベルのフロントホイール

FRONT WHEEL

ホイールのパウダーコーティングが『USグロスブラック』で、フロントフォークが『ミラーブラック』。

ハーレーFLHストリップショベルのガスタンク

GAS TANK

タンク自体は塗装だがメーターダッシュは『ブラッククローム』。エンブレムにキャンディパウダーを施行する。

ハーレーFLHストリップショベルのエンジン

ENGINE

エンジンロッカーカバーやプッシュロッドは『カッパービン』。エアクリーナーカバーが『ブラッククローム』。

ハーレーFLHストリップショベルのオイルタンク

OIL TANK

オイルタンクやコイル/ホーンカバーに施した凹凸の質感が特徴のパウダーはチヂミ塗装の『リンクル』を使用。

ハーレーFLHストリップショベルのプライマリー

PRIMARY

ストックのカバーもブラックカラーで処理するが、プライマリー&クランクケースは『カッパービン』で統一。

ハーレーFLHストリップショベルのリアエンド

REAR END

フェンダーやストラット、ショック、ブレーキキャリパーなど全てに再塗装を施し眠っていた輝きを蘇らせる。

BUILDER’S VOICE

D-club Custom Cycles

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