
BMW Motorrad R100/7 1977
MOTOR FORCE
職人の技と上品さを備えた
美なる謹製カフェレーサー
万人の感嘆を引き寄せる、美なるカフェレーサー。これまで客注では叶わなかった徹底した作り込みを経て、アーティスティックなまでの完成度をもって披露したショーバイクである。
ベース車は1977年式のBMW R100/7で、コンセプトは、日本の職人の技術や繊細さ、女性らしさといった細やかな機微をこの独国車に吹き込むというものだった。

完全ショーバイクを前提とした製作開始から、横浜ホットロッドカスタムショー(HCS)への出展を最終目標にして、その前段階としてまず、ロンドンのバイクショー『バイクシェッド』へ出陣。
そこで現地の欧州ファンから多大なる喝采を浴び、その熱狂も冷めやらぬ間に凱旋帰国を果たした後に、今度は念願であったHCSへ参戦。そこで見事ベストカフェレーサーのアワードに輝くという、華々しい戦歴を瞬く間に樹立した。

「ヨーロッパのスタイルを意識しながらやってきた所もあったので、海外の方に『美しいね』と言ってもらえるものを創りたいというのがあったんですよね。横浜のショーの前にそういう反応がまず欲しかったというところですかね」

代表の山田さんはショーネームを剱(TSURUGI)と命名。創作にあたって何より譲れない箇所はフロント周りに’60年代のアールズフォークを採用する点だった。
このBMW独自のオリジナルサスペンションシステムを投入するにあたっては、ステムシャフトの打ち換えやパイプ内部の補強、サスマウントの再設定、スペーサー類の作製と、相応の手数が秘密裏に費やされている。

そして、見せ場となるトップブリッジは手削りによる一品物で、ハンドメイド特有の艶やかな曲線美がマシンの風韻を増している。
しかしこうした特製箇所以外にも、BMW伝統のキドニーグリルを模したフロントマスクを手始めに、ゴールドカラーで上品さを添えたフロントアクスルのディスタンスカラーやトップブリッジキャップ、各所のボルト/カラーなど、スモールパーツひとつまでを妥協なく準備し、それらを効果的に配すことで、一線を越えた完成度へとこのマシンを誘(いざな)っている。

更に、足で踏み込むのがはばかられるほど端麗なフットコントロールに、その奥で存在感を示す手巻き式クロノグラフを思わすブレーキリンケージと、度が過ぎることなく装飾をミニマム化した中での演出が至るところで発光。
この足し算ではない日本人ならではの引き算の美学を包み込んだ上での創出に、欧州や国内のファンは手放しの賛辞を送っている。
BMW Motorrad R100/7 1977 DETAIL WORK

FRONT END
フロントに’60年代アールズフォークを採用。BMW伝統のキドニーグリルを模したマスクはステンレスで製作。

TOP BRIDGE
トップブリッジは手削りで仕上げた逸品。3次元の滑らかな曲線を描出。ステムシャフトは新たに打ち換えられた。

FRONT WHEEL
‘60年代のアールズフォークを装着。それに合わせ各所を改変し調整。真鍮パーツをアクセントに取り入れる。

FOOT CONTROL
美しく成形されたフットコントロールの要所やフレームキャップに真鍮パーツを精選。全体の色彩も風雅だ。

REAR END
リアショックには社外品を使用。ゴールドの装飾を加えた上で研磨。フレームのマットカラーと調和を計る。

SEAT COWL
シートカウルはアルミ叩き出しで作製。エレガントなブロンズ系メタリックカラーの上にピンラインが走る。
BUILDER’S VOICE
MOTOR FORCE
| 住所 | 岐阜県羽島市竹鼻町飯柄114-1 |
|---|---|
| 電話 | 058-201-7525 |
| FAX | 058-201-7516 |
| SHOP | MOTOR FORCEのショップ紹介 |
| 営業時間 | 10:00 ~ 19:00 |
| 定休日 | 水曜日、木曜日 |

H-D FXE 1978






















