tool box

ツールボックス（滋賀県近江八幡市）

SHOP

November 2nd, 2019

店内には『オートバイのロールスロイス』の異名を持つ’33年式ブラフシューペリアや英国の名車ベロセットLE、未完の’27年式ハーレーJDといった希少車が鎮座。更に作業場には’34年式モデルAのホットロッドなど、いちカスタムショップの枠を超えた壮観な車両が並んでいる。

1995年に始動した当初から、ハーレーのWLやXLCHといった4カムモデルを得意とし、国産車もたいていのものは扱って来た。そしてその中で往年のクオリティバイクをコツコツ収集してきたと、河村さんは語り出す。

「バイクのカスタムやこの店の雰囲気も勝手に出てくるものですね。好きでやっていく内に導き出されていくカタチ。だからこれは僕の成長ということになるかもしれません。まだまだこの先成長して変化していけると思います」

実は今までカスタムからちょっと離れていたそうだが、最近からまた少しずつ向き合っていると言う。そしてこれまで通り、『あまり見たことが無いようなカタチ』をテーマに、一生懸命取り組みたいと意欲を示す。

フロア全体に木材を敷き詰め、プレミアムな空気を漂わせたショールーム。過去のカスタムショーに出展したショーバイクから往年の希少車までが垣根無くラインアップされる。

店内には外光がたっぷりと注ぎ、乱反射した車両のメタルパーツがまばゆい輝きを見せる。窓側に同店を代表するショーバイクをディスプレイ。金属の質感を活かしたフルスクラッチ。

ショールーム横にカウンターを挟んで併設された作業場。カスタムはお客さんに作業を見てもらったり相談やこちらからもアドバイスすることで一緒に作っていきたいと話す。

アイアンモーターを搭載したグースネックフレームのディガースタイル。ご覧の通り創造性に富んだ一台で、金属特有の質感を全面に押し出しハンドメイドで手塩にかけて製作。