M&M’S MOTORCYCLE

エムアンドエムズモーターサイクル（神奈川県座間市）

SHOP

April 11th, 2019

「今もそうだけど、店を始めた当初は’60～’70年代のアメリカの乗り物のシーンが好きで、その時代の雰囲気のカスタムバイクを作ってました。それと、その当時の古着とかオリジナルのウェアを同時に販売してたんですよね」

1998年のオープンからそのスタンスは現在も変わらない。店主の御林（みはやし）さんは、古い物が偉いとかではなく、お客さんに合わせて楽しく乗れる、スマートな乗り物作りが特徴だと話す。

車種的にはこれまでSRが一番多かったが、古い車両の持ち込みのカスタムもあれば、競技に出たい人のレーサー製作。他にもスペイン産ブルタコやBSA、モトクロッサーなどバリエーション豊かだ。そしてそれらには、映画『オンエニイサンデー』の空気感がほんのりと漂っている。

「あの映画がドンピシャな世界観だった。それを今やりたいっていうので、旧車のロードレースだったりヴィンテージのモトクロスをやってるみたいな。そのノリを街乗りでもしたいっていうのがウチのコンセプトかもしれないですね」

片側1車線の神奈川県道50号沿いにあるカスタムショップ。店舗は右側半分がバイク本体を扱うエリアで、左側でショップの『カラー』に準じたオリジナルパーツやアパレルを販売。

ショップ内は店主の趣向で満ちた空間となる。当時のレースシーンを始め、もっと言えば車や音楽、そして燦然と輝いていたサンフランシスコの街並みなどすべてが好きだと語る。

アパレルと平行して土系カスタム用のオリジナルパーツも豊富に揃え、それらは一般ユーザーからプロショップまでに支持される。店舗以外にWEBショップでも購入可能だ。

SRやトライアンフなど車種の縛りなく、往年のレースシーンを思わすカタチに製作されたカスタムバイク。そしてそこに街乗りを意識したフレーバーを取り入れてコンプリート。