ヒルシティサイクルサプライ Hill City Cycle Supply

Hill City Cycle Supply

ヒルシティサイクルサプライ(神奈川県横浜市)

June 1st, 2020

くっきり刻まれた
深夜に流れた分水嶺

作業割合で言うとカスタムとレストアが半々ぐらい。ハーレーを専門にして、主に’30年代から’90年代までの旧車を機軸にしたショップだ。とりわけその中でもショベルの依頼が多く、一方で、ツインカムのキャブ車まで受け口を確保している。

家主の川守田(かわもりた)さんが歩んで来た軌跡にブレは無い。まず高校卒業後に整備系の専門学校に通うものの、我慢できずにその通学路にあったレストア屋でバイトを開始。卒業後はそこで約10年働き、今度は更なる高みを目指して米国アリゾナのハーレー専門学校MMIへ入学を果たす。

そして帰国して2年後の2009年に自店を起動。店の強みはあまり無いと笑う氏だが、元々修理屋にいたためその辺に比重を置いているとのことで、また、この業界に入った早熟の原点についても添えてくれた。

「僕が19の頃に『ワイルドエンジェル』が深夜番組でよく流れてたんです。それがキッカケですね。こういう’60年代のチョッパーが乗りたいって。あのわき役たちのバイクですよね(笑)」

店舗

ショップ内は左右に作業場と車両保管エリアを分離。左側が作業場となり、入り口付近に専用工作機械を置いて奥にバイクリフトを設置。作業性を考慮したベストな位置関係で構成。
作業場の右側でオーバーホール等の重整備を実施。レストア屋に勤務していた頃に始まり、米国MMIの旧車クラスでは自分のパンヘッドを組んでいたそうでそれが今の愛車とのこと。
ショップ右側の保管エリアに並ぶバイク群。映画『ワイルドエンジェル』からの影響はこれまでずっと続き、その趣向は手掛けるチョッパーにそれぞれ少なからず反映されている。
MMIより帰国後、再び古巣のレストア屋に2年勤めた後に独立。「あまり色を出さないというかお客さんの要望を聞いて僕がアドバイスする感じ」だと控え目に言葉をよせる。

住所・TEL

住所 神奈川県横浜市港北区小机町53-3 KSビル102(Google MAPを開く
電話 045-475-3306
FAX 045-475-3306
営業時間 10:00 ~ 19:00
定休日 水曜日