BUMPS MOTOR CYCLE

無駄にしない
大志への最短ルート

「店の売りというか、まあ溶接は得意です（笑）。溶接の上手い下手はビードの美しさとか溶け込みとかで、溶接した部分が一番強くないといけない。だからちゃんとくっ付けるのは自信があります」

溶接を覚えてからでなければ自分の店は開きたくなかった。そこで店主の小路（こうじ）さんは、溶接を始め金属加工全般に携われる四輪駆動のカスタム／修理屋で6年間修業を積んだ後に独立した。

2015年からチョッパーを中心に手掛ける同店は、あえて言えば’60～’70年代のスタイルをフェイバリットに挙げるが、特別なこだわりはなく、チョッパーであればどの年代のシルエットも好きだと語る。また、そのイメージを実現するために、外注に依頼せず自分で塗装を行っている点も特徴だ。そんな氏のバックボーンを聞いていくと、こんな答えが返って来た。

「高校は1年間も行ってないです。グレルとかではなく自分がやりたいことをさっさとやりたいなって。もうその時から夢があったんですよ。自分で物を作るっていう夢が」