顔全体をほころばせて、張りのある声で出迎えてくれた齋さんは、まったくもって人好きのするタイプである。会った瞬間に、「ああこの人は先輩後輩関係なく、きっと両方から愛さ

都会の喧騒を忘れさせる、緑深い自然豊かな地で、ひっそりと活動するショップだ。番頭の齋さんは、金属加工を得意とするカスタムビルダーで、他にペイントも手掛け、その腕を頼

当日は、2017年度の台風3号が九州から横断してきたとあって、なかなかハードなコンディションだった。1分も外にいればTシャツがピタリと肌に吸い付く大雨のなか、とりあえ

店先にビッと並んだ、スポーツスターや国産シングルのストリートマシン。いなせな神戸の街に溶け込むエッジーなシルエットで、若手からベテランユーザーまでをサポートする、オ

初めて見たのは、数年前のニューオーダーチョッパーショーだったと思う。SRらしさを残したスピードフォルム。これ見よがしなガチガチのフルカスタムではなく、メインの外装を

メリハリのあるシャイニーなボディ。そして、グッと、低く構えたデザインが拍車をかけるスピードスタイル。ヤマハSRを主軸にカスタムを手掛けるレイナルモーターサイクルは、

知る限り、エースモーターサイクルの徳山さんほど言葉で主張しない人も珍しい。でもその分、バイク単体での主張は凄まじいものがあって、ちらりと視界の片隅に見えただけでも、

「ガタンゴトン、ガタンゴトン……」。神戸の中心地、元町の、阪神電車が頭上を走る高架下に、エースモーターサイクルはある。オープンして26年目。関西のハーレーファンの間

超が付く体育会系の人との話は早い。まっすぐ飛んでくる言葉は明瞭で、シンプルだ。実家が空手道場というマッチョな環境で育った店主の角川さんは、いつものようにサクサクッ

クラブスタイルのマシンでアワードを獲得したと思えば、オーセンティックなチョッパーで話題をかっさらう。ひとつ所に留まることなく、縦横無尽にその磨き込んだ実力を発揮す

ドラマチックと言えば大げさだが、この’80年式FXには物語が詰まっている。要点だけ伝えると、バイク好きなオーナーがとある事情で泣く泣く愛車を手放し、今回、見事にカムバ

7月2日（日）に開催された、今年で12回目を数える関西傑出のカスタムショー、『ニューオーダーチョッパーショー』が大盛況のうちに幕を閉じた。当日は梅雨の合間に覗く

創業28年が経つ埼玉の老舗ハーレーショップ、ドラッグオン。二代目を務める速水唯（ゆい）さんが修業を経て合流して以降、精彩を増す同店の手掛けたTITANベースの一台は、

「このチョッパーのオーナーが友達なんですけど、もうロングフォークしか似合わないだろうと（笑）。勝手に俺が判断して作ったって言うか、もうロン毛で髭の、『いかにも』って

八ヶ岳や甲斐駒ヶ岳といった山々に囲まれたツーリングスポットで知られる山梨県北杜市。その冷涼な高原地に向かう途中の、七里岩ライン（県道17号）沿いにあるカスタムショッ