RUNS MOTORCYCLES

ランズモーターサイクルズ（山梨県中巨摩郡）

SHOP

May 27th, 2021

鈑金加工から内燃機作業、そして塗装までをひと通り自社で行うカスタムショップである。1995年のスタートから25周年を迎える同店は、極力外注に振らず、すべての工程に目が届いたトータルサービスが本領だ。

「エンジンはボーリングとかの特別な加工以外は全部やってます。あとはペイントも自分の所でやってますんで、その分コストも下げて仕上がりも早いということですかね。メッキ加工を除けばたいていはやってますよ」

家長の下山（しもやま）さんはまた、旧車に関して壊れやすいという話があるが、しっかりオーバーホールした車両であればそんなことは無いと力を込める。ショベルヘッドとエボリューションを中心に、氏はお客さんのよろこぶ顔を胸に日々作業に専心している。

「古い物と新しい物の融合みたいなカスタムはよくやります。あとB級カスタムとかありますけどあれはウチではやってないですね。やっぱりお客さんがお金を出した分綺麗で、壊れないバイクを作りたいというのがありますから」

作業するに十分な広さと専用機械を保持。組付けエリアの先が内燃機作業スペースで、他に塗装ブースや加工部屋など数個の専用ルームを設ける。バイクリフトは全8つを配備。

本棟の左側に位置するショールーム。常時10台以上の車両が鎮座するそこにはクラブスタイルからチョッパーまで多様なカスタムが並ぶ。主にショベル以降のモデルがメインとなる。

ランズモーターサイクルズを象徴するフォームの一台は下山さんの愛車の’99年式タイタン。綺麗にまとめたコンパクトなチョッパースタイルに得意とするフレークペイントで構築。

アパレルエリアには25周年記念のウェアを展示販売。昔から変わらずお客さんのニーズを聞いて形にすることに身を入れ、完成後の顔を見るのが一番の楽しみだと笑みをこぼす。