TIGER WORKS MOTORCYCLES

BSAから奏でる
煎じた英車の新天地

英車を専門にしたメンテナンス店である。開業は2008年で、BSAを筆頭にしてトライアンフ、ノートン、ベロセットに手をかけ、主に’60年代の車両にウエイトを置いてその中毒性の高い旨味を伝えている。

「年代的に多いのは’60年代。順番的に次いで’50年代、’70年代かな。ウチの強みは加工技術がどうとかでもないからなんでしょうかね（笑）。まあ遊び上手なんじゃないですか。元々が乗る方が好きなんで」

ダート遊びは月に1回は必ずするそうで、他にも頻度は減ったものの3ヶ月に1度は皆でツーリングに出掛けていると店主の犬塚（いぬづか）さんは言う。そしてその楽しむ姿勢は、氏が大好きだと話す映画『オンエニイサンデー』の世界観と共振しているようにも見える。

「意識はしてないけどきっとそうなんでしょうね。結局遊ぶのが好きですから（笑）。僕はBSAのビクターとかその後のB50とかあの辺が凄く好きなんです。元々はヴィンテージモトクロスから始まってるんで、ちっちゃな遊びはずっとしてきてますよ」