SUNRISE CYCLES

サンライズサイクルス（愛知県長久手市）

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July 13th, 2019

米国のハリウッド近郊に位置するシルバーレイク。その地で2008年にスタートしたサンライズサイクルスは現在、アメリカから日本へと、活動の場を地元愛知県に移して運営している。

「元々は名古屋のカスタム屋で働いてたけど、アメリカで何か違うことしようかなって。全然バイク屋やろうと思ってなかったけど、たまたまヤニーブ（※パワープラントモトサイクル代表）の所で手伝うようになってまたバイク屋。その後で独立かな」

英語がしゃべれない状態から生活を始めたと言うKOSUKEこと斎藤さんは、米国でのリアルな空気を通じてチョッパーの本質を学んできた。「一体なんでこの形だったりポジションなのか」。それは結局ロングライドするためで、知識ではなく、身をもって大陸のクロスカントリーを経験した上で理解を深めてきた。

長く乗っても疲れない楽しい乗り物を心掛け、デコレーションを増やすのではなく減らすカスタム。米国でも一定の評価を集める氏のチョッパーは、シンプルな外観に力点が置かれている。

大もとは『サンライズサイクルス』で、箱（店舗）の名前が『FEVER』。店内では小物や洋服を販売し、一番奥の仕切りを隔てた向こう側がサンライズのファクトリーとなっている。

すべて店主自らが作った店舗内は’50～’60年代のアメリカをイメージしたもの。プロの内装業者顔負けの、ゆったりと穏やかな空気が流れた世界観に氏の感性の高さが現れている。

店舗の左側一角は『FEVER PLANT DIVISION』で植物を扱うフロアとなる。他にも小物や洋服など、バイク乗りだけではなく家族連れやカップルでも楽しめる異色な空間が形成。

店舗の一番奥がファクトリーで、必要十分な工作機械が右側に配列。米国のカスタムショー『BORN FREE』でアワードを受賞するなどシンプルで美的なチョッパーに定評がある。