MORIKEN MOTORS

モリケンモータース（富山県氷見市）

SHOP

October 5th, 2019

北陸の富山県で創業して60年弱。1961年に屋号を掲げて、代々親から子へと、長い年月を通じて育まれてきた円熟の技術は三代に渡って継承され続けている。

「積み重ねだと思います（笑）。元々ホンダの専門工場に丁稚奉公に行ってましてわりと厳しく教えられましたし、ウチの息子もディーラーさんでちゃんとした仕事をしなさいというのを一所懸命教え込まれたかと思いますしね」

現場を指揮するのは二代目の森さんで、現在はハーレーディーラーと四輪販売店それぞれに勤めに出ていた2人の息子も合流して、3人体制で日々の整備に当たっている。

主にハーレーのショベルからツインカムモデルまでの整備や修理をなりわいに、これまで『キチッとした仕事』にプライオリティを置いて来た同店。リペアショップの名のもとに、謹直な作業を守り抜いている。

「今後もあんまり時代に流されないで（笑）。まあいろんなのをやってきましたけど、ハーレーっぽさを大事にして良い仕事をしたいというのが僕の本音ですかね」

店舗エントランスのショールームにはエボリューションを中心にストックスタイルのショベルFLHなども並ぶ。左奥がパーツ&ギアコーナーで、ガラス張りの一角が事務所となる。

ショールーム奥に広々とスペースが確保されたファクトリー。1990年から2012年頃までの約20年強の間はハーレーレターショップとして運営。ショベル以降の車種が多く入庫する。

一般整備と修理を手掛けるファクトリーにはショベルからツインカムまでのメインゾーンの車種以外にもKモデルといった希少車の姿も散見。作業待ちのマシンが整然と並ぶ。

右から取締役の森さん、次男大輝さん、長男昌隆さん、初代社長。整備修理は3名体制で行い、二輪部門のオペレーションは昌隆さんが担当。初代は現在顧問的立場で現場を見守る。