MC CATS

エムシーキャッツ（福岡県糟屋郡）

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August 16th, 2022

2019年より山口県で『フクガサイクルワークス』の名で旗揚げし、昨年地元に戻り『MCキャッツ』に改名後勢いに乗るカスタム屋だ。主人の郡（こおり）さんはこれまで、東京工科自動車学校を卒業して佐賀県のハーレーディーラーに2年務め、その後東京のカスタム屋で1年半の丁稚修行を経て独立を果たした健児である。

基本的に車種に縛りはなく、ハーレーを始め、CB750のカフェレーサーを作ったり、500SSマッハⅢのセミレストアやメグロといった希少車までをカバー。曰く、特定の車両だけではなくバイク全般が好きだと言う。

また今は、本丸のハーレーのチョッパー以外にもドゥカティやグッツィを使ったイタリアンカフェレーサーか、当時のイギリスの本気系ロッカーズを製作してみたいと意気盛んだ。

「どのカスタムもバランス感覚はめちゃ気にして作ってます。乗り手がまたがってやっぱカッコ良いというのがあるんで、オーナーに喜んでもらえるものを作りたいですし、作っていけるように頑張りたいです（笑）」

同じ屋根の下にカーショップも入るエリアの一番奥に『MCキャッツ』は居を構える。商売的にはチョッパーが主柱だが、カフェレーサーなど他ジャンルのカスタムにも傾斜を深める。

入庫する車両はハーレーのショベルが一番多いが、山口県にいた頃は国産車の割合の方が高かったそうだ。現在の郡さんの愛車は陸王で、自分好みに仕上げたチョッパーとのこと。

ハーレーだけではなくバイク全般に関心を持つ。チョッパー以外にカフェレーサーなどの製作にも意欲的で、今後は無知なりにトライアンフやノートンにも触れていきたいと話す。

個々のパーツの作り込みではなく、全体のバランスに最も配慮。バイクから離れた所でじっと吟味し、煙草を2、3本吸いながらピンと来るまでずっと眺め続けるのが習慣になっている。