BASSY ENGINEERING

旧車派が待ち侘びた
内燃機加工の新拠点

これまでの技術習得の過程では、飛び級で腕を磨き上げ、10年弱の修行期間を経て地元熊本に凱旋を果たした内燃機加工屋である。そして今年2022年からの起動にも関わらず既に有名ヴィンテージショップからの受注を多数抱えるなど、その実力は折り紙付きだ。

主の石橋さんは熊本のカスタム屋を経て関東に渡り、東京のレストアスクールで4年、千葉県の内燃機屋で4年務めた後に独立。レストアスクールでは入学後早い段階で生徒から講師へと立場が逆転していたという逸話があり、そこで講師を務めつつ内燃機屋で働き、知見を深めてきた。

「ウチは内燃機加工のやり方が結構他の業者さんと違うんで、実際僕が組付けまでやったら相当メカノイズが少ないというのは誰でも分かるレベルだと思います。それと部品がダメな物は基本的に作ってます」

ベアリングレースやシャフト、更にはCADを駆使したアンマッチングケースの加工までを遂行。ハーレーとインディアンの旧車に軸を置いた再生術で依頼主からの英名を得ている。