ハーレーダビッドソン FXDR114のM8カスタム

H-D FXDR 114
Custom Factory Noy’s

March 27th, 2020

FXDRの潜在性を引き出す
ボルトオン・ユーロスタイル

ハーレーダビッドソンの本社がある米国ミルウォーキーにおいて、2018年に創業115周年を祝うイベントで華々しくデビューを飾ったニューモデルの『FXDR 114(1868cc)』。既存のどのモデルよりも低くて長い『ロー&ロング』のスタイリングは、重量級の「ロードキング」や「ロードグライド」をもしのぐ1735mmというホイールベースを測定。そのドラッグスタイルを基調にしたディメンションのポテンシャルにいち早く目を付けたショップによるブランニューがこちらだ。

ハーレーダビッドソン FXDR114のM8カスタム

「ボルトオンで実現するユーロカスタム。流れるようなスタイリングをボルトオンパーツでいけるように作ってる。フロントフェンダー、アッパーフェアリング、フロントスポイラー、リアフェンダー、ほとんど全部かな」

代表の竹中さんはオリジナルパーツに関して、何か一つでも機能性を持たすことを信条としている。例えばアッパーフェアリングを純正よりはるか大きくサイジングしたのは高速での風圧を軽減するためで、リアフェンダーに関しては内部にETCが収納出来る作りとなっている。こうした設計はカスタムすることがデチューンになるのではなく、逆に付加価値が付くものでありたいという氏の基本姿勢をクリアに反映したものだ。

ハーレーダビッドソン FXDR114のM8カスタム

「このDRは今まで乗ったソフテイルの中で一番走りが良い。240のワイドタイヤでもコーナリング性能も高いし、走りの中ではソフテイルで一番群を抜いてると思う。かなりの高速走行で曲がった時でもほぼスポーツバイクに近い安定感がある」

ハーレーダビッドソン FXDR114のM8カスタム

外観の良し悪しばかりが話題に上り、『走り』の潜在能力がフィーチャーされていない点に氏は目を付けたと言う。そしてそこに惚れ込んで、このボルトオンカスタムのプロジェクトを起動させた。元々の純正デザインでは野暮ったさがあるためそこを払拭し、得意のユーロデザインに一新。メーカーの労力が注ぎ込まれた素材のクオリティを損なうことなく、培ってきた欧州フレーバーを用いて自分の土俵で勝負している。

ハーレーダビッドソン FXDR114のM8カスタム

「いじるとカッコ良くなって走りも圧倒的に良いと。だからこのバイクは一回乗ってもらいたいとこやね。凄い楽しいバイクやから。見た目だけでいくとカッコ悪いから売れないかもしれんけど、それをカッコ良くして広めたいと。そこやね」

ハーレーダビッドソン FXDR114のM8カスタム

長年ユーロカスタムに傾倒し、叩き上げの審美眼を持つ氏が手放しで声を上げるFXDRへの高評。その先に広がる鮮麗な世界への地図は、ボルトオンパーツが架け橋となる。

HARLEY-DAVIDSON FXDR 114 DETAIL WORK

ハーレーダビッドソン FXDR114カスタムのフロントエンド

FRONT END

純正よりひと回り大きく設計したアッパーフェアリングと、FRP製のフロントフェンダーはオリジナル品。

ハーレーダビッドソン FXDR114カスタムのハンドル

HANDLE

純正セパレートからライザーマウントで取り付け出来るオリジナルバー。遠目のポジションも手前に改善される。

ハーレーダビッドソン FXDR114カスタムのフロントスポイラー

FRONT SPOILER

ホイールは純正で、ダウンチューブを完全に覆い込むデザインのスポイラーはボルトオン対応のオリジナル。

ハーレーダビッドソン FXDR114カスタムのエンジン

ENGINE

ストックの1868ccエンジンはそのままとし、ノーマルの迫力あるエアインテークはシンプルなタイプに変更。

ハーレーダビッドソン FXDR114カスタムのリアフェンダー

REAR FENDER

本体はFRP製で、両側に9mm厚のスチール製ストラットを配したショートリアフェンダーもボルトオン対応。

ハーレーダビッドソン FXDR114カスタムのリアエンド

REAR END

走行性の高い足周りはノーマルを使用し、マフラーエンドのみ他の部位に合わせてレッドにカラーリングする。

Custom Factory Noy’s

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電話 078-223-8230
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