DELUXIE CUSTOMS

デラクシーカスタムズ（千葉県千葉市）

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March 15th, 2019

右手に1926年式フォード・モデルT。左手に1925年式の英国製サンビームと、共に往年の希少車を実走状態でキープするのが店主の髙田さんその人だ。

「英車がメインと思われてるけどそういうわけでもない。国産車もやるしなんでも。もう少し広く捉えてもらって構わないですね」

2005年のオープンから、最新モデルではないヴィンテージものに傾倒してきた氏は現在、ある程度自分でやる派の手助け的な方向にシフトしていると言う。

「丸っきりお任せの仕事もやってますけど手助けの方が好きかな。ウチの特徴は、まあ客観的に言われるのは自分で言うとあれですけどセンス良いよねって（笑）。逆にそれ以外取り柄はないですよ」

今も昔と変わらずに、安いバイクを買ってきては自分なりに楽しんでいるそうだ。わざわざ遠方まで足を運ぶのではなく、身近にある物を見付けては、それらに専心。また、出来る範囲で普段から自給自足を行い、年に数回はキャンプツーリングへ行くなど、自然とリンクした時間を享受している。

騒音のない緑に囲まれた所在も相まって、暖色系のライトが灯るファクトリー内にはゆったりとした時間が流れる。髙田さんの趣向からバイクだけでなくクルマ用のリフトも配備。

入口の左奥が事務机を置いた静謐なベストルーム。薪ストーブで暖をとるため薪を切るなど田舎暮らしに時間を取られてるところも多いが、それが氏の求める方向でもあるそうだ。

レストアやカスタムに必要な機械加工は特殊なもの以外自らが行う。クルマやバイクの他に年代物の自転車もコレクション。正面のウッドボードに掛けられた様は壮観である。

同店の世界観を現わす1925年式の英国製サンビーム。エンジン／ミッション、足周りとすべてやり直してランニングコンディションをキープ。実際に隣町まで走ってきたとのこと。