garage GUILDE

ガレージギルド（群馬県太田市）

SHOP

February 27th, 2024

ハーレーを主軸に据えて、国産アメリカンやヤマハSRなどにもオーダーがあれば応えている。起動は2021年で、群馬県内の老舗カスタムショップで10年の修行を積んだ後に、店主の酒井さんは自店を構えた。

「ウチは固定したカスタムスタイルというのが特にないので、お客様に合わせたスタイルを一緒に作り上げていくところを強みにしてますかね。やっぱり僕と相手が思うカッコ良さというのは違うので、その辺のところは細かく聞いています」

ハーレーのショベルヘッドやEVOといった車種の依頼が多く、カスタムに関してはオーナーそれぞれの幅広い嗜好に耳を向け、望んだカタチを芯で受け止め形にしている。一方で、氏の個人的な趣味で言えばフリスコ系のチョッパーが好みだそうだ。

常に相手に伴走する姿勢で運営される、会社の集合体の意味を持つ『ガレージギルド』。店を始めるときに様々な知り合いやショップのあたたかな協力を得た経験から、その思いを屋号に込めて、自身の御旗（みはた）に掲げている。

広々とした敷地内にショップを構え、その前に車両を盛大に配列。外壁はそのままでは殺風景だったこともあって近所に住むアーティストに依頼。派手やかなグラフィティが描かれる。

ハーレーで注文の多いのがショベルヘッドで次にEVOエンジンとのこと。また、あくまでメインはハーレーだが国産車も求めに応じて受け入れ、アメリカンやSRなどを中心に回す。

約10年間勤めた修行先のショップが『お客さんと一緒に仕上げて行く」ことを大切にしていたためその部分を継承。相手の希望に親身に応答して車両を作り上げるのを指針とする。

整備の専門学校を卒業後、2店舗での自動車整備士を経て、高校生からずっと興味を持ち触ってきた二輪メカニックの門を叩く。そして約10年の下積みを終えて自店をオープン。