FRANKEN CUSTOM WORKS

定番から踏み切る
上限のない創造のフライ

2022年のオープン以来、一気に上昇気流に乗って存在感を増しているカスタム屋である。各地のカスタムショーへの出展を足場にして、その『王道+α』のチョッパースタイルで注目を集め、次世代を担うカスタムビルダーの中でもひときわ意気盛んに頭角を現している。

主人の老林（おいばやし）さんはハーレーを専門にするが、出来る範囲で国産車にも応対。そして、主戦場のハーレーではツインカムからフラットヘッドエンジンまでのキャブ車をカバーし、好みで言えばナックルヘッド以前の旧車だと話す。

「ウリはスタイルですかね。ウチにしか出せないカスタムの『色』だったりとか、ちょっとその辺は自信ありますんで。例えば定番はこうだよ、黄金比がどうのこうのというのもあるかもしれないですけど、そこに新しい要素を取り入れて作るのが得意ですかね」

定番や王道と呼ばれるスタイルに自分の『色』を加えてカスタムを送り出す。そこには他人と一緒を良しとしない、創造性と気概に溢れた作り手の今がある。