THE KINGS PERFORMANCE

ザキングスパフォーマンス（熊本県熊本市）

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September 25th, 2022

熊本一帯のストリートシーンやカスタムカルチャーの活性に腰を据えてぶつかってきた要人である。古くは古着屋から名を馳せ、ヴィンテージチョッパー専門の販売店を始動したのは2012年のこと。今や主宰の義間（ぎま）さんは、香気盛んな九州のハーレーシーンを語る上で不可避な存在だ。

「強みはヴィンテージパーツだけで一台全部を組み上げられる物量ですよね。言われればネジから全部構成出来ますんで。僕収集癖あるんで、それは古着を始めた時から一緒です」

21歳から渡米を始め、それから約10年間頻繁に行き来する日々を送って来た。そしてそこで育んで来た現地の仲間との関係が今に活き、1940年代前後のエンジンを使った’60～’70年代のリアルなチョッパーの世界観を発信している。

また最近は、日本人の手が入っていない現地バイカーの産物であるサバイバーチョッパーに注力し、乗り手のストーリーが詰まった希少な車両を見付け出して販売。本物にこだわってきた氏が辿り着いた現段階での終着点がそこにある。

別棟と本棟に価値あるヴィンテージチョッパーとパーツを保管。ハーレーもインディアンもエンジンは’40年代前後の物を使い、外装は’60～’70年代製でまとめることが多いそうだ。

洋服にしてもチョッパーにしても個性あるのが好きだと話し、現在はサバイバーチョッパーに傾倒。そのバイクにどんな人が乗って、これまでどう生きて来たかに意義があると言う。

チョッパー1台をすべて構成出来るヴィンテージパーツを大量にストック。21歳頃からの渡米で培ってきた独自ルートでの取引や、自ら収集してきたアイテムが常に配備される。

メインフロア奥の別室にもまばゆいオールドインディアンと、ヘルメットやヴィンテージパーツといった年代物のアイテムが揃う。氏は「本物に寄せていきたい」という信念を貫く。