CYCLE TREE

サイクルツリー（大阪府東大阪市）

SHOP

October 7th, 2020

ハーレーのアイアンスポーツにウエイトを置いたカスタム屋である。スタートは2019年で、それまでは神戸のチョッパーショップで約10年勤め、その後に東大阪の地で自店を始動させた。

「僕が前勤めてた時からアイアン乗ってたんで基本それがメインですけど、その年代のビッグツインのショベルとかもやります。でもお客さん自体は割と幅広くて、EVOとかツインカムもいますね」

アイアンにハマったのは右シフトのカッコ良さだったと主の木下さんは言う。ハーレーの集まりに初めて参加した時に見たその光景に衝撃を受けて以来、アイアンスポーツに正面からぶつかってきた。

「カスタムはあんまコテコテしたのは好きじゃなくて、シンプルで、言うたらちょっと質素に見えるけどこだわってるとここだわってるみたいなそういうカスタムが好きですね」

‘60年代後半から’70年代にかけてのアウトローが本当に乗っていたようなチョッパーの創作。また、ワンポイントでレアパーツをプラスするなども同店のたしなみである。

店内にはぎっしりと車両が入庫。そのほとんどがアイアンスポーツだが、木下さんはかつて同じ右シフトということもあって’70年代のトライアンフT120を愛車に所有していた。

店の広さを考えて最低限は揃えたと話す工作機械は店内左側に配備する。アイアンを中心に扱ってきたことで遠方からの依頼も多く、エンジン／ミッションなどの重整備にも対処。

カスタムは全体的なバランスや位置決めが好きとのこと。「あんまりがっつりな加工ものはまだしてないです」と作り込んだ造形というよりは雰囲気を重視したカスタムを推し進める。

コテコテじゃない当時のアウトローやバイカームービーに出てきそうなチョッパーに傾倒。また変わったパーツが好きなことから何かレアパーツを付けることも同店のこだわりである。