山本製作所

業界を盛り立てる
裏方で戦う加工の釈門

2005年にオープンした金属加工屋である。バイクショップではなく加工に特化した製作所としてカスタムパーツ全般を形作り、微細な精度を要する機械加工以外はほぼすべて所内で執り行っている。

主にガスタンクやハンドル、そしてフレームといった重加工に至るまでを措置。バイクの外装ものに関して、頼まれればたいていのことはやってきたと山本さんは話す。また、金属材はチタン以外の鉄とステンレス、アルミといった3種のクラフトを軸として、比較的対業者向けの仕事が中心となっている。

「業者と一般は7:3ぐらいで業者が多いです。でももちろん一般のバイクも全然やります。ハーレーの注文が多いですけどこの間は珍しく国産ネイキッドのサイレンサーの加工をやりましたね。そういうのも受けたりしてます」

ウリは柔軟な対応だと言う。技術力は上には上がいるから偉そうに言えないと自重する氏だが、納期や予算に応じた最善のサービスには自信を持ち、表に出ることなくカスタムシーンを陰で支えている。