VLUCKS

ブラックス（神奈川県高座郡）

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June 7th, 2020

ハーレーだからといって肩ひじを張ることなく、例えばジーンズとスニーカーでサラリとライディングを楽しむ。2017年のオープン以来、そんな自然体で店主の窪田さんはハーレーと向き合っている。

車種的にはエボリューションやツインカムモデルを中心にする一方で、自身がパンヘッドを所有することもあって旧車にも応対。神奈川のハーレーディーラーで約15年運営を支えた技術で力をふるい、カスタムや修理、メンテまでを滞りなく切り回している。

しかし自分では扱いきれない専門性の高い内燃機作業や金属加工に関しては、外注業者に任せることでクオリティをコントロール。その道のプロに頼むことでの安心と、ハーレーに関わる人全員にお金が回って活性するのもメリットだと氏は語る。

「VLUCKSの意味ですか？　まあVはハーレーのV型ですよね。LUCKSはさっきの餅は餅屋の話じゃないですけど、この店をやることで皆に良いことがあるようにっていう意味を込めてるんです。家族やお客さんもそうだし、皆にですよね」

お金を頂くのにふさわしい仕事をすること。作業場にはボール盤があるのみで他の溶接を始めとした金属加工は外注業者に依頼。自分の範疇を超えた工程は専業者に一任する。

ソファを置いた憩いのスペースにはショベルヘッド以前の車両が鎮座。基本的にエボリューションやツインカムを主とするが旧車への造詣も持ち、リクエストには隔てなく対処する。

ガラスドア側が県道46号の幹線に面し、入口側が脇道沿いという構図。ハーレーだからといって気張ることなく自然体がベストだと言い、そうしたお客さんが比較的多いそうだ。

手元に来てから2年ほどが経つ愛車の’59年式FLH。ハーレーディーラーを離れ独立からほどなくして入手した一台。ハーレー社が定めた整備資格『マスターオブテクノロジー』を保有。