TIN MACHINE MOTOR CYCLE

全身を駆け抜けた
震えるカフェレーサー

40代半ばでは珍しい、弾けるような張りがある店主だ。2004年に始動したティンマシンは、SRが好きで好きでたまらない。そんな高橋さんが旗揚げしたカスタムショップ。

元々東京でアパレル系の仕事をしていた氏は、地元関西への転勤を機に、『やりたいことをやるなら今しかない！』と一念発起。その時出入りしていたバイク屋に転がり込み、約2年半の修業を経て自身の城を構えたそうだ。

「SRのカフェレーサーが好きですね。若いときにビビッと来てのめり込んだキッカケがそれだったんで。だからトライアンフやBSAに憧れてというよりは、SRのカッコ良さに惹かれて始めた感じです」

当然メインはSRだが、オンリーショップというわけではない。国産／海外問わずにシングルからツインまでをサポートし、ハーレーも依頼があれば対応するという『町のバイク屋』的スタンスで運営。が、「SRのカフェレーサーに関して、こうしたいんやっていう希望通りの形にする自信はあります」と、美点はやはりSRに準じたものである。