STER MOTOR CYCLE

スターモーターサイクル（北海道旭川市）

SHOP

November 25th, 2021

北海道無双のカスタムショップのひとつに名を輝かせている。その勇名は道内を超え本州にまで響き、熱心な好事家の間では抜かりなく作り込んだフルカスタムの北の梁山泊としてインプットされた存在である。

ハーレーのパンヘッドから最新モデルのM8までを取りこなし、作業する上では納期を一番念頭に置くと、親しみを込めた『大将』の尊称で呼ばれている小関（こせき）さんは言う。

「やっぱり納期。特に北海道なんで冬乗れない分なおさらですね。あとはひょっとしたら受け身なところなのかな。なるべくお客さんの希望は聞いてあげたいなとは思ってます」。また、話が合う人にはこちらから提案することもあるそうだ。

2000年の旗揚げからカスタムに特化してきた同店は、M8といった現行モデルへの関心も深い。今はそのM8用のオリジナルマフラーを販売する段階で、これまでも数々のパーツを手掛けてきた。そんな氏は、「従来にとらわれず新しいことに目を向けてチャレンジしていきたい」と、未来を見据えている。

トーンを抑えた落ち着いた雰囲気が漂うショールーム。現行のM8モデルからフルカスタム車までがディスプレイされる。カウンターは来店者との打ち合わせや談笑時に利用。

同店の世界観を反映したような洗練された空間。メインスペースに車両を展示し、奥ではヘルメットなどのギアやオリジナルパーツを陳列。商品はホームページからも購入可能。

クラブスタイルからフルカスタムまで芯を捉えたソリッドなカスタムでお客さんの要望に応える。小関さん自身長距離を走るバイク乗りのため、『走り』に対する配慮は怠らない。

綺麗に整頓された加工場。金属片や粉が舞う専門作業はこの右奥に設けられた一角で実施。プライベートで長距離を走る経験値を実作業に転化し、機能性を保持した車両を製作する。