SAKAI MOTORCYCLES

アウトソースも回す
レーシングメカの土壌

「基本的に依頼があればなんでもやります。最新のインジェクション・スーパースポーツもやりますし、古いのも受けます。元々販売をメインにしてるバイク屋さんからの仕事が多かったんです」

旧車の整備や修理に時間がさけないバイク屋からの依頼もあって、主に古い車両を中心に扱ってきたと阪井さんは言う。その中でも国産と外車の割合は半々ぐらい。ハーレーや’80年代初頭のモノショックのオフ車、最近はZ／CBといった空冷4発の入庫も増えてきているそうだ。

「年に2回参戦してるレースで一番多いのがZなんです。そうした車両を受けてるうちに自然と4発も入ってくるようになりました。あと最新モデルに関しては上の世代の人たちの存在が大きい。みんな出し惜しみしないで教えてくれますんで」

イエローコーンのレーシングメカニックも務める氏が同店を立ち上げたのは2008年のこと。お客さんとの密なディスカッションをモットーに、エンジンオーバーホールなどの比較的時間のかかる重作業を遂行している。