Roundabout Motorcycles

大英の栄誉を担う
クラシックフィーリング

「修理もそうですけど、当時メーカーが出していた状態っていうのは詰めが甘いものもあったりする。だから出来る物はモディファイして、よりまともな形に持っていってます」

関西一円の英車乗りを陰で支えている修理屋だ。’50年代から’80年代までのトライアンフを中軸に、BSAやノートンといったいわゆる御三家メーカーを2013年の発足より一貫して取り扱っている。

当主の小西さんはことトライアンフに関して、相当細かい所まで把握しているそうで、他の店ではおいそれと知らない内容まで理解していると話す。そのため他店で直りきらなかったり断られた車両を手にかける機会も多い。

「実はトライアンフは年式が1年違うだけで仕様がちょっとずつ変わってる。1年ごとの年改というかダメになったパターンもあるけど、その辺はしっかり頭に入れてます。それを知らないと意外と修理が出来ないんですよ」

もし内容が違えば正しいパーツで組み直し、そこに改善の余地があれば現代風にアレンジを加えて再生させている。