PRIDE ROCK MOTORCYCLE

再現と創造が行き交う
芯からのチョッパーボム

名古屋のチョッパーファクトリーとして名が通る、『プライドロック』。2011年のオープン以来、一途に’60年代後半～’70年代前半のチョッパーに傾倒し、その時代を深く追い込んだスタイルが熱狂的なフォロワーの支持を集めている。

「最近は’60年代前半のものも増えてきましたけど、まあ全般的にシックスティーズ、セブンティーズがすごい好きなんですよね。当時の資料を見て忠実に再現しつつも、斬新な部分も取り入れていくっていう感じです」

すべて当時物で固めるのではなく、『きっとあったであろう』パーツを想像して作ったものを、違和感なく盛り込むのが同店の武器だ。また、パンヘッドの比率が高いものの、基本的にはナックルからツインカムまでを守備範囲としている。

PRIDE ROCK。プライドとロックの合わせ名という単純な話ではなく、裏には、百獣の王の住処という意味が隠されている。いつかはそこにたどり着きたい。叩き上げの店主大脇さんが描いた当初の夢は、一歩一歩、確実に手繰り寄せられている。