ON ANY SUNDAY

オンエニイサンデー（千葉県佐倉市）

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January 10th, 2019

「商品化するのは自分が欲しかったり探してたりするものです。まあ自分が欲しければ、どこかに同じような人が10人ぐらいはいるんじゃないのかなって。でも単純に、これ付けたいな、カッコいいなっていうのが元ですね」

セレクトアイテムとオリジナルを扱う通販サイトの他に、バイク業も営むオンエニイサンデー。店主の石井さんがパーツ開発する際の動機はシンプルだ。また商品棚を覗けば分かる通り、そのラインナップには作り手の『温かみ』が満ちている。

「レプリカのハンドルを作ったのは純正品のひとつの基準というか、答え合わせ。例え純正を謳ってても、実際は形状が違うのもありますから。あと原点回帰じゃないけど純正品って結局良いんですよね（笑）」

レプリカしかり。カスタムパーツしかり。一般ユーザーはおろか、目の肥えた全国のプロショップからのオーダーも入る事実は、店主の動機とリンクする。自分が欲しいから。氏はそこにいて、空を流れる雲のように柔らかで、自由な創作を続けている。

レプリカシリーズ。手前／’77年ローライダー純正『スーパーパーフェクトドラッグバー』、中／FXSローライダー純正『プルバック』、奥／’74年以降のアイアン『イーグルアイアン』。

手前／純正よりアールがきつめで開き気味のオリジナル『ルーズサンデーバー』、奥／ごく一部のマニアにしか知られていないセンター幅が狭いヘリングスP4の『レプリカバー』。

4速フレームとアイアンKフレーム用のステン製10インチリジッドバー。2穴ポイントカバーは眼鏡に使われる希少なセブンティーズのビンテージセルロイドを切り抜いて製作。

店主の「欲しい」「身に着けたい」をそのまま落とし込んだアパレルもパーツ同様に人気が高い。色鮮やかなカラバリとキャッチーなデザインで、バイク乗り以外のファンも多数。