一国CYCLE WORKS

イチコクサイクルワークス（神奈川県横浜市）

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June 22nd, 2020

1935年創業の一国オートとは別に、1998年にハーレー部門の『一国サイクルワークス』を新たに始動。代表の梅島さんは正規ディーラーの第一線で場数を踏んで来た技術力に定評があり、これまで数々のハーレー専門誌でメンテナンスページの講師役を務めてきた信望の厚いメカニックである。

「ディーラーに務めて、ここに戻って来たのが1998年だよね。僕が提案するセッティングというか、乗るのはオーナーだから当然答えはオーナーなんだよ全部」

基本はエンジン。シャシダイに載せてこちらでベストなセッティングをした上で、そこから塩を振るのかコショウをかけるのかはそれぞれの好み次第だと言う。ツインカム以降の車種を中心に、オーナー一人一人と正面で向きあう氏はしかし、あくまでも自分は修理屋さんなんだと笑顔を覗かせる。

「バイク屋であり続けたいんですね。ハーレー屋になるつもりもカスタム屋になるつもりもない。工具を握ってバイクのあらゆることに携わっていたい。目指すは修理屋さんかな（笑）」

国産メーカーを拠点にした一国オート販売から100m弱離れた場所に『一国サイクルワークス』はある。クリーンな状態が維持されたファクトリーでは女性メカニックが作業に当たる。

2階はショールームで、上質な空間に並ぶ中古車がまばゆくライトアップ。基本販売車のスペースだが、最近は修理待ちのバイクが多く混じってると氏はいつもの笑みを浮かべる。

1階のカウンター横にアパレルスペースを配備。取り扱いブランドはトイズマッコイ、バズリクソンズ、シュガーケーン、フラットヘッド、チペワブーツなど全身のコーディネートが揃う。

シャシダイは必須。タイムマシンがあったらもっと早く手に入れたかったと梅島さんは語る。数値化したデータを元に最良な調整をした上で個々の好みに応じたスパイスを効かせる。