Grandad Cycle

グランダサイクル（広島県広島市）

SHOP

April 30th, 2022

屋号の由来を尋ねると、おじいさんがバイク屋を営んでいたところから取ったそうだ。当初は高校に行かずにすぐそこで働こうと考えていたが、おじいさんが体調を崩したことで高校に進学。その後、ハーレーディーラーと2店のカスタムショップを経て独立した。

「おじいさんがバイク触れなくなったのでとりあえず高校に行きました。でも、やっぱりバイクやりたいなと思って卒業後にディーラーに勤めたんです」と、主人の嘉本（かもと）さんは話す。そして自店を構えたのは2019年頃で、ハーレーのショベルヘッドを中心にした実務をこなしている。

基本的に整備や修理の面にウエイトを置き、エンジン系の重作業から足周りのベアリングやブレーキなどの改善までを措置。またカスタムも並行して行うが、何か飛び抜けたことが出来るわけではないと控えめだ。

「やっぱりやってて面白いのは修理の方。それぞれ予算もあるので出来る限りではありますけど、『良くなった』っていうのが一番ダイレクトに返ってきますから」

大通りから1本脇にそれた、民家と混在した場所に立地。開業は2019年頃で、ハーレーのショベルヘッドを中心にしてパンヘッドやエボリューション、ツインカムの依頼も受諾する。

大枠として整備や修理に傾倒するが、カスタムが入ればカスタム、修理を依頼されれば修理と、日々作業内容に費やす時間軸は変わるそうだ。店内左側に作業台と工作機械を配備。

バイクリフト周りと中央スペースを広く取ることで効率的な作業動線を確保する。カスタムに関してはポジションを大切にし、シート厚や足を置く位置に注意を払っていると言う。

嘉本さんの横のターコイズブルーのパンヘッドは同店の代表作で、塗装は横浜のLOVE EAR ARTが担当。作業台には処置済みや不要な物を置かずクリーンな状態が保たれる。