D.M.C.（Delights Motorcycle Company）

ディライツモーターサイクルカンパニー（愛知県安城市）

SHOP

November 17th, 2017

パンヘッドのロングフォークチョッパーを愛車に持つ千賀さんがショップを始めたのは、2006年のこと。ハーレーオンリーではなく国産車も分け隔てなく扱い、カスタムからエンジンの組み付けといった専門的な分野にまで応対。そしてやはり、カスタムはロングフォークに傾倒する。

「自分が長いの乗ってるんで好きは好きです。ロングフォークの魅力は単純に目立つというのと、長くても速く走れるという。ロングや旧車だから壊れないようにのんびり走るのが好きじゃないもんで、わりと飛ばしますね」

TOYOTAの整備士を経て、岡崎のカスタムショップで2年、その後鉄工所で鈑金溶接を学んだ後に創業した氏は、作業する上で整備性には特に気を遣っていると言う。

「例えば、バッテリーや消耗品を外すのに手間取らない作りにしておいたり。あとは、よそで買った新規のお客さんに『見てもらえるか？』とよく聞かれるんですけど、うちはどこで買おうが同じように見ますんで気にせず来てもらえたらなと思います」

車両が詰まった店内。ハーレーから国産まで車種は多岐に渡る。そして最近は出来るだけ価格を抑えた車検業務に力を入れているらしく、今後はそれを売りにしていく予定とのこと。

入り口で作業を行う店主の千賀さん。ハーレー専門ではないという通り、スズキやヤマハ車も鎮座。しかし9割方はハーレーだと言う。車種も旧車から現行車までを幅広く受け付ける。

店内奥にある工作機械を配した加工エリア。車両スペースとは明確に区切り、ここでカスタムに必要な作業を完結させる。ロングフォーク系が得意だがスタイル問わずにオーダー可能。

愛車の’59年式FLは約20インチオーバーのロングフォークで、11年乗っているとのこと。のんびり走るのは好きでなく、ロングでも100km＋αで飛ばすのが千賀流である。