DECONT CUSTOMS

デコントカスタムズ（大阪府岸和田市）

SHOP

April 28th, 2018

スタートはアパレルショップだ。今から20年ほど前に興盛を極めたチョッパー系ウェアをLAから輸入し、当時拠点を置いていた大阪で販売。しかしその後、アメ村の路面店を閉じ、通販と得意のカスタムペイントをメインに運営していたが、そのまま大阪を離れて地元京都でカスタムショップをオープンさせた。

「カスタムはベタなフリスコ系が好きですね。スポーツスタータンクを付けてっていう。あとはエボなりショベルなり、ベース車に合うよう極力シンプルに作るのが基本的なところ」

店主賀来（かく）さんの言葉通り、同店の一貫したストロングポイントはFRISCOスタイルだ。贅肉をそぎ落とし、何かを足すにしてもまるで最初からそうだったように自然にまとめる無二のシルエット。それは、過去に足しげく米国へ通った賜物でもある。

「アメ村でアパレルやってたときは、年に5、6回は買い付けに行ってた。そのときにいろいろ見れたのが大きいかな。やっぱりフリスコスタイルがカッコ良かったんですよね（笑）」

数年前に京都から大阪の岸和田に移転。1階で作業を行い、2階はペイントブースとオフィスを設置。工作機械は一か所にまとめられ、必要に応じてフォーメーションを組んで実施。

店舗入って右側に2階へのアプローチが設けられ、その下はソファを配したブレイクスポット。作業台にはメインで扱うショベルからツインカムまでの各パーツが並べられる。

アパレル時代から得意としてきたカスタムペイントも絶えず行う。2階に専用ブースを設けてすべての塗装を自社で完結。定番のグラフィックにこそ感性の高さが如実に現れる。

他のカスタムには脇目も振らずに傾倒し続けるFRISCOスタイル。このEVOリジッドは3年前のニューオーダーチョッパーショーに出展した同店の世界観を反映した一台。