BIKERS DREAM

バイカーズドリーム（長野県長野市）

SHOP

June 23rd, 2017

長野県を代表する指折りのハーレーショップである。前店主の高相さんは県内の顔利きで、かつては交流の深い雑誌ホットバイクジャパン主催のキャンプミーティング『LOVE&PEACE&RIDE』を全面的にバックアップ。開催地の志賀高原横手山山頂には氏の声掛けで、毎年多くの有志が自発的にサポートに回った。

しかし、そんな発言力のある高相さんは2年前に代表の座を退き、顧問として隠居。ショップのバックヤードに鳴りを潜め、現在は元々客として出入りしていた月岡さんが全権を握り2代目として運営している。

「実は今年の3月までこの場所に違うハーレー屋が入ってたんです。そこで僕も働いてたんだけど閉めることになって、まあこの場所を潰したくないのと、やりたい想いがあったのでバイカーズドリームの暖簾を復活させた感じです」

ハーレーから国産までを隔てなく扱い、クリーブランドサイクルワークスの正規代理店も務める同店。創業者高相さんのお客さん主動の意思を受け継ぎ、2017年4月よりリスタートを切った。

自然に恵まれた長野の木材を取り入れたウッディな空間には、ハーレーと新興メーカー、クリーブランドサイクルワークスの販売車両が並ぶ。対面式のカウンターも居心地が良い。

作業場には多くの車両が格納される。復活の報せを聞いたファンがこぞってやって来た格好だろう。ハーレーのみでなく国産、クリーブランドなど基本的にどんな車種にも対応する。

隠居部屋だと笑う、ショップ裏に構えた高相さんのプライベートルーム。何年も待ってくれてるお客さんのオーダーを淡々とこなし、求められれば2代目へのアドバイスも行う。

20年前に製作した同店を代表するカスタムのひとつの’88年式4速スポーツ。右が高相さんで、左が2代目の月岡さん。目指すところは高相さんですね、とさらり抱負を語る。