AUTO SPORT

オートスポーツ（静岡県富士市）

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February 17th, 2024

車屋として2000年にスタートした『オートスポーツ』が、ハーレー事業にも傾注し出したのは2014年ぐらいからだそうだ。そして、車種的にはEVOとツインカムを柱にしてカスタムを展開している。

主人の栢森（かやもり）さんは自らがメカニックとして作業に専心するのではなく、プロデューサー的立場でそれぞれの専門分野の職人に仕事を依頼し、思い描いた一台をカタチにしている。

「僕が全部注文を受けて、それを振り分けて最後コンプリートするみたいな。だから総合監督みたいな感じです。僕がCAD（PC設計）かけるわけじゃないし、凄い旋盤を持ってるわけでもないので。ただもう皆とメシ食ってるだけです（笑）」

もちろんただ一緒にご飯だけ食べても一流の人間は集まらないし、力を合わせて物作りしようという意欲も湧くものではない。それは氏の、初対面でも一気に距離を縮められる人間力あってのものだということは簡単に想像できる。そしてその鎧をまとわない人柄に、腕達者な賛同者たちが血を通わせている。

取り扱いモデルはEVOとツインカムを柱にしてカスタムを展開。自らが欲しかったことで着手したツインカムFXRを皮切りに、現在はコンプリートのリジッドEVOを手掛けている。

一番重視しているのはお客さんとの会話だと言う。「お客さんとの間の話が正解なので、僕から無理にオススメすることは無いですし向こうから一方的に強く来る人もNGですね」。

工場の奥には数台の車両が鎮座。ポリススタイルなど今では希少な車種も米国につながれたネットワークで取り寄せている。基本的に作業は各分野の専門業者とチームを組み進行。

これまでツインカムFXRのフレーム製作やカスタムなどニッチなプロダクトを産出してきたが、現在はリジッドEVOに注力。コンプリート販売を視野において最終調整に入っている。