AUTO SHOP KATO

二輪の受け口も備える
地域に根差した歴代の好手

宮城県の北東端に位置する気仙沼市。三陸海岸の一部を形成するこの地で、『オートショップ加藤』は創業して42年を迎える。本陣は自動車メーカー『スズキ』の副代理店だが、二代目になる加藤さんがバイク部門を始めたのは2011年の震災後からだそうだ。

「結局趣味の延長じゃないですけど、スタッフにバイク好きが多くて、自然の流れというか口コミで広がっていった感じです。ウチは車検も整備も出来ますし、塗装もやってますので専門性の高い作業以外は大丈夫だと思います」

もちろん出来ること／出来ないことはあるが、気仙沼近辺でハーレーを始めとしたバイク関係で困っていることがあれば相談に来て欲しいと言う。わざわざ遠方に行って車検や整備を診てもらっているユーザーに対して、受け口だけは用意しておきたいという想いを氏は抱いている。

ハーレーの旧車からツインカムまで、また国産車など多様な車種が代わるがわるに来訪。知り合いが知り合いを呼ぶことで、年々その景色は広がりを見せている。