A’s engineering

アズエンジニアリング（栃木県栃木市）

SHOP

March 15th, 2021

製缶屋に勤める傍らで、副業として2006年頃にバイク屋を始動。そして2013年に完全に独立し、BMWやドゥカティといった部品とデータの供給が難しい外車を除いて、幅広いメーカーの車種を守備範囲に。そんな店主早乙女さんは、お客さんの希望になるべく応えるようにすることが特長だと語る。

「ウチには他のショップから最終的にやって来るお客さんが多い傾向があるかもしれないです。まあ全体的に栃木にお店が少ないというのがひとつ。あとはやっぱり話を聞くというのがひとつだと思いますね」

一番はお客さんの要望にしっかり耳を傾けること。プロとして対価をもらっている以上、これだけ払ったのにこんな仕事かと思われるのが一番良くない結果で、逆にこれほどの結果が付いてくるんだと感じてもらえるようなウィンウィンの関係が望ましいと言う。

ハーレーや国産4メーカー、また触ったことがない車両に関してもバイクの構造を論理的にとらえて応用することで、カスタムや修理を回しているショップである。

広大な敷地内の一角にガレージを構える。いじったことが無い車両でも機構を論理的に考え他のバイクと重複する部分を見抜くことで、たいていの修理は可能になってくると話す。

やったことがないから分からないではなく、調べ上げることで対処するのが慣習となる。それは修理においてもカスタムにおいても同じで、訪れるお客さんの要望ごとに手が打たれる。

ガレージ内は左側が作業場となり、右側手前が休憩スペースとなる。氏はカスタムに関して、可動箇所や素材選びなど細かな部分を多角的に見る視点がプロとして重要なことだと話す。

愛車は’85年式ヤマハTRX850。ヤマハ独自の鼓動感と、今まで素材の良さを活かしてカッコ良くいじった車両を見たことが無かった点が購入した理由につながっているそうだ。