ハーレー ショベルヘッドチョッパー FLH 1977

H-D FLH 1977
MOTORI GARAGE

November 16th, 2019

当時を思い出す
甘酸っぱい美人物語

昔むかし、気になるクラスの女の子の興味を惹くために、必死になって洋楽の歌詞を覚え込んだ。何回も何回も同じフレーズを繰り返して、必死に頭に叩き込む。やれば出来ると信じてなんとか身に付けた、あの甘酸っぱい思い出。

ハーレー ショベルヘッドチョッパー FLH 1977

だけど一方で、そんなこと本気でやらなくてもすんなりと口から出てくるタイプのクラスメートもいた。スマートで万能。何をやらせてもそつがなく、しかも嫌味がないから対抗心すら芽生えない。モトリガレージのカスタムには、そんな淡い思い出をくすぐる上手さがある。

「これは最初に決まってたのは74スプリンガーだけです。お客さんがよそのショップの写真とかをいろいろ持って来て、こういうのやりたいなって。だからまあそれプラス、ウチのところの味付けをしてます」

ハーレー ショベルヘッドチョッパー FLH 1977

前後21/16インチホイールのリジッドショベル。オーソドックスなカタチのチョッパーは、全体のバランスが要(かなめ)。パーツの装着箇所ひとつでガラリと雰囲気が変わってしまうものだ。

「ハマータンクをきれいに載せるためのあれこれはしている(笑)。オリジナルペイントを残しつつのトンネルの加工だったりとか。そのまま付けるとホントぽこんって載っかってる感じになっちゃうんで」

ハーレー ショベルヘッドチョッパー FLH 1977

見栄え良く収めたタンクの加工と、オーナー自身が持ち込んだハンドル周りを要所に、マフラーやリア周りはいつものモトリ節で統一。既存パーツのこなれた利用でまとめている。

「カニライザーとトップブリッジはお客さんが自分らで詰めた物を持ってきたんですよね。ハンドルもちょっと詰めて開いてみたいな(笑)。マフラーはパウコ製を加工したものでトランペットはどこにでもあるやつですよ」

ハーレー ショベルヘッドチョッパー FLH 1977

フットコントロールは鉄棒を成形したいつものシンプルなパターンで、シッシーバーもまた然り。凝った造形の出来るメカニックを擁しながらも、余計なことをしないあたりが同店が有した平行感覚だろう。

メーターにはスミス製クロノメトリックをワンポイントに、シートは宮城県のジミードープが製作したベイツレプリカである。そして、エンジンも確実にプリペア。元々程度の良かったものを念のためクランクから組み直しての万全の備えだ。

ハーレー ショベルヘッドチョッパー FLH 1977

まったくもってフラッシュバックする。ふとモトリガレージのラジオから流れ込んできた、あの頃のメロディー。今なんとなく口ずさんでみても、当時の歌詞は、いまだに忘れていないようだ。

HARLEY-DAVIDSON FLH 1977 DETAIL WORK

ハーレー ショベルヘッドFLH 1977のハンドル

HANDLE

市販のハンドルをオーナーが幅を詰めて外側に開いて加工。カニライザーとトップブリッジも持ち込みパーツ。

ハーレー ショベルヘッドFLH 1977のフロントフォーク

FRONT FORK

当初の条件は74スプリンガーであること。そこからカスタムはスタート。ライトはガイド製トラクターレプリカ。

ハーレー ショベルヘッドFLH 1977のガスタンク

GAS TANK

オリジナルペイントのハマータンク。そのまま付けたのではアンバランスになるためトンネルを加工して装着。

ハーレー ショベルヘッドFLH 1977のオープンプライマリー

OPEN PRIMARY

1.5インチのオープンプライマリー。フットステーは鉄棒を曲げたシンプルな物で、シフトはラチェットトップ。

ハーレー ショベルヘッドFLH 1977のマフラー

MUFFLER

エキゾーストパイプはすんなりとは付かないパウコ製を加工。マフラーのトランペットは既製品をセットする。

ハーレー ショベルヘッドFLH 1977のシーシーバーステー

SISSY BAR STAY

シッシーバーエンドと中空パイプをつないだマウント箇所は同店固有の処理。配線は黒布テープでまとめる。

BUILDER’S VOICE

MOTORI GARAGE

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