WHEELIES

ウィリーズ（石川県金沢市）

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May 5th, 2019

石川県の金沢ローカルとして、地元のカスタムシーンと共にある代表の長田さん（右）とマネージャーの高山さん（左）。オールドレーサーに傾倒した車両を手掛ける『ウィリーズ』は、このツートップで操舵される。

オープンは2012年で、メーカーの垣根なく古いモデルを全般的に扱い、中でもハーレーはサイドバルブが多数を占め、英車はトライアンフ650にニーズが集まっているそうだ。また、昔は速いバイクを作るのが好きで、かなりチューニングにのめり込んでいたと言う。

「でも最近はレースも出なくなって全然やってないですけど（笑）。メンテ、整備、修理、もう町のバイク屋さん的な感じ。カスタムもそんなにないですかね。まあ作る時に気を付けてるのは、ゴチャゴチャしてるのが嫌なんでスッキリさせるようにはしてます」

長田さんは元々モトクロスでレースに出てたこともあり、余計な装飾のないレーサー系のバイクがフェイバリット。そしてその趣向が、同店のオールドレーサースタイルの礎となっている。

2012年にオープンした『ウィリーズ』は、ハーレーのフラットヘッドやトライアンフ650といったオールドバイクをメインに運営。店舗左側がファクトリーで右側がショールーム。

整頓が徹底され、ゴミ等は残らず処理される。ファクトリーの左側で各専門作業を実施し、エンジンやミッションを扱うエリアと、旋盤などの工作機械を配した場所とに分離。

旋盤や工作台を配置した加工エリア。カスタムは足し算ではなく引き算の考えで極力シンプルなスタイルに製作。昔馴染んだモトクロッサーの原風景がカスタムに活きている。

オフィス兼ショールームは、暖色系の照明とシンプルモダンな内装で上質な空間を演出。手掛ける土っぽいバイクとは対照的な洗練されたスペースに、同店の感性の高さが反映。