BIKE SHOP OHYA

バイクショップオーヤ（石川県金沢市）

SHOP

July 23rd, 2020

元々は父親が農業機械の販売整備を営んでいたそうだ。そして1981年に、店主の大屋さんが学校を卒業して父親の元で働くようになってからバイク業をスタート。当時トライアル車に夢中だった氏は、すべて独学で触り出したと言う。

「自分はバイク屋さんに勤めた経験がないんです。ずっと独学。だから勉強しながら直していくというのも結構あります（笑）。それはどのバイクも同じスタンスですね」

取り扱う車種は、国産から海外車まで全般である。お客さんが要望する車種には応じる姿勢を持ち、実際店内には国産のレーサーレプリカ系からロイヤルエンフィールドやノートン、ドゥカティまで、多岐に渡った車両が並ぶ。

「まあパーツを作るのが得意ですかね。最近手に入りにくくなった車種や、元々あまりない車種のカスタムをやりたいって人もおいでるもんで」。一方で、エンジンの修繕にも対処。しかし乗り換えか修理か、お客さんの予算や対話を重ねてベストな方法を導き、各人のバイクライフを支えている。

ショールームには国産から海外車までバラエティに富んだバイクが揃う。販売から修理、メンテナンス、カスタムと、ひと通り従事するが最近は特にカスタムの仕事が多いとのこと。

店舗はショールームとこちらの車両保管場、作業場の3つのセクションに大別。車両保管エリアには修理やメンテナンス待ちの車両が所せましと連なり、オフ車の姿も散見できる。

エンジン修繕中のスズキ・イナズマ1200。同店のスタンスとして、よほどの愛着がある場合を除きオーバーホールを勧めるのではなく乗り換えも選択肢のひとつに提案している。

カスタムの面白みに没頭する店主の大屋さん。海外のマシンに触発されたことからビラーゴ1100をベースに製作。冬の間の2シーズンをじっくりと使って仕上げた一台である。