Sheres

外装よりは
修理の方ですね

店前に並んだ旧車を見ての通り、ショベルやパンヘッドのお客さんが多いショップだ。開業したのは2014年で、主に修理に力を入れて仕事をこなしていると店主の渡辺さんは言う。

「もともとは車の整備士で、そこからハーレーの世界に入ってます。だから外装を作るよりは修理の方が向いているのかなと。強みというよりはですね（笑）」

カーディーラーで7年、新潟のハーレーショップで9年務めた後に、シェリーズを立ち上げたそうだ。特にエンジン作業を好み、その理由を尋ねれば、「組み方によってまったく特徴が変わってくるから」、との返答。そして氏は、エンジン造形も好きな理由のひとつだと付け加える。

そんな修理に注力する同店だが、カスタムにも問題なく対応。雑誌チョッパージャーナル主催の『ベイエリアチョッパー&カスタムバイクショー』にパンヘッドを出展するなど、自社の宣伝はもちろん、他ショップから技術やアイデアを学ぼうと積極的な姿勢で参加し、その成果を日々の業務に落とし込んでいる。