DAIACT

おのずと人が集う
オンリーワンの搭乗口

相手への気配りが出来て、話しやすい。そして、自分より年下からは兄貴肌な頼りがいで慕われている。主の武儀山（むぎやま）さんは、ことあるごとに全体を見回し、分け隔てなく心を開いて接する人当たりの良い店主だ。

オープンは昨年2021年で、国産車はSRと250ccクラスを中心にして全般を扱い、ハーレーはEVOスポーツを主流としている。また、カスタムへの意気も強く、『これまでに無かった物を作りたい』という思いが原動力だ。

「カスタムってオンリーワンじゃないといけないような気持ちで僕はいるんです。なのでボルトオンも良いですけど、自分の作るバイクは世界で一個しかないみたいなことは考えてやってます」

例えば、白銀のこのSRを見れば、その言葉の本質がすぐに理解できる。しかし、バイク屋として絶対外せないのは、あくまでも壊れて事故につながらないような強度だと言う。こうした、要旨を押さえた上でオリジナル感を追求するショップには、週末ともなれば人が寄り集まり深夜まで灯がともる。