HONDA DAX
STANDY MOTORCYCLES
50から150ccまで選べる
アウトドア派のキットバイク
ショップをスタートさせて以来、一貫して『バイクを通じた遊び』を実践し、提案してきた茨城県の『スタンディモーターサイクル』。これまで店主の熊谷さん自らが看板となってダートやストリート、レースといった様々なシチュエーションでのバイクライフを発信してきたが、今回のダックスもその流れを汲んだ、新たなサジェストのひとつである。
「これまでバイクに興味が無かった人とか、初心者の方であっても楽しめるおもちゃとして考えたのがこのダックスです。今のコロナ禍(か)だとキャンプなどのアウトドアで遊ぶ方が多いんで、バンとかに積んで持っていけるようなサイズ感で作ってます」
氏が思い描いたのは、まったくのビギナーでも大空の下で楽しめる小排気量バイク。アウトドアが見直されている今だからこそ、バイク本来の魅力をまっすぐに届けることが出来るレジャーモデルのダックスを素材にして、理想とする形に仕立てていった。
キットバイクとしてこの形のまま販売し、エンジン排気量は50cc~150ccまでの中から選べると言う。そして、ダックスフレームとキットエンジン、17インチホイールをメインパートに据えて、細かいカスタムの変更にも応じている。
「基本的に持ってる免許に合わせて製作も可能ですし、あとはオーナーの体格に合わせて車高も選べます。気軽に、ほんとカブみたいな感覚で考えてもらえればと。このキットは50万円からの販売になります」
カスタムポイントとして、ホイールサイズをノーマルの10インチから17インチに変更することでサイズ感はもちろん、乗りやすさや走破性を強化。またスイングアームも10cm延長し、フロントにホンダエイプ用フォークを流用することで若干のロング化を計っている。そして氏は他のディテイルについて、「あとはほんとにシンプルに。余計なことはせずにという感じです」と、説明する。
最後に、今回撮影に協力していただいた千葉県にあるサーフ&セレクトショップ『BONS』の横内さんにその乗り味を尋ねると、じゃじゃ馬感があってよく走ると、サーファー特有の生彩なトーンで笑顔をのぞかせた。彼女とバイクで移動することが多くなった今、このスクランブラーをひと目で気に入り、手にしたそうだ。
「実は自分のFTRも熊谷さんの所でいじってもらってて、彼女用に探してた時にこれを見付けてめっちゃ良いって(笑)。まあ千葉はバイクで走ってて気持ち良い道がいっぱいあるので最高ですね」
HONDA DAX DETAIL WORK
HANDLE
ハンドルには一点物のヴィンテージをチョイス。ダートを駆けるスクランブラースタイルにフィットさせた部位。
FRONT FORK
全体に合わせて、フォークにホンダエイプ用を流用することでわずかにロング化。ホイールは前後共17インチ。
MUFFLER
マフラーやステップはノーマルレプリカを採用。ストックの素性を活かした上でカスタムが行われている。
SEAT
シートには肉厚のダックス用カスタムモデルを装着。テールランプはキャットテールで小型ウインカーをセット。
REAR SHOCK
リアショックには長さを合わせた汎用品を選択。このキットバイクではオーナーの体格に合わせて車高も選べる。
SWING ARM
スイングアームは約10cmのロングタイプを標準装備。前後のタイヤは10インチから17インチへと大径化。
BUILDER’S VOICE
STANDY MOTORCYCLES
住所・TEL
住所 | 茨城県筑西市布川1316-1 |
---|---|
電話 | 0296-48-6117 |
FAX | 0296-48-8819 |
SHOP | 【NEW】STANDY MOTORCYCLESのショップ紹介 |
営業時間 | 10:00 ~ 19:00 |
定休日 | 水曜日 |