PRIMARIDE

全身で余さず受け止める
角のない店主の喜色自治区

国産車とハーレーを取り扱う割合が半々ぐらいの、2018年にスタートしたカスタムショップである。主人の中村さんは国産車ならヤマハSRからホンダCBまでと範囲は広く、ハーレーはスポーツスターが中心だと言う。

「国産は種類が飛び過ぎてますけど何でもやります（笑）。ハーレーはショベルも触りたいんですけど今は台数が少ないですね。ウチの特徴はまあ金属加工。アルミのシートカウルとかも叩き出して作るんでその辺だと思います」

ほぼ独学で吸収した加工技術は、海外のサイトや動画を翻訳して実践を繰り返すことで身に付けたものだそうだ。また氏は、中途半端な完成品を嫌い、実際に壊してみて強度や耐久性の確証を得てから初めて商売につなげていると続ける。

「本当に好きなカスタムは型にとらわれてないもの。ヨーロッパのストリートファイター系も好きだしチョッパーも好き。でもどちらか一方でなく両方に良さがあるんで、それを融合させたようなバイクをいつか作りたいと思ってます」