Buddy Bikes

お客さんが困らないこと
きっちりこなす修理のテーゼ

北の方角に富士山がそびえ、南に駿河湾をのぞんだ風雅な地に居を構えたバイクショップだ。2008年より店をスタートさせ、取り扱い車種は来るもの拒まずという姿勢で、新聞屋のスクーターから外車までに然るべき措置を施している。

無駄口をはさまず黙々と手を動かすタイプの店主の阿部さんは、その中でもBMWやハーレーに重心を置き、カスタムよりも修理を中心として訪れるお客さんをアシスト。とにかく丁寧な仕事を念頭に置いて作業にあたっていると言う。

「まあ来てくれた人が困らないようにするだけです。古いのから新しいのまで、修理はきっちりやるってことですかね」

BMWは’60～’90年代ぐらいまでのOHV車。ハーレーはEVOからツインカムまでの用命が多いとのこと。そして、他のどのバイクが来ても基本的には断らずに受け入れる態勢を持った氏は、メカニックになる前からカワサキニンジャなどの国産車も好きでいじっていたのと、日々訪れる多様な車両に触れてキャリアを磨くことで、それを具象化している。