JOHNNY’S AUTO SERVICE

アメ車とバイクが横たわる
乗り手に課したチョッパーの暁

「店やる前からアメ車がずっと好きで乗ってて、バイクの方も夜に集まるイベントを姫路でやってたんですよ。最初はめっちゃ少なかったんですけど徐々に増えていって。まあチョッパーで商売するようになったきっかけはそれもありますね」

昔からアメ車とバイクに首まで浸かってきた主の栗原さんは、2010年に屋号を掲げた。’60年代から2010年ぐらいまでのシボレーやフォードといったアメ車を取り回し、バイクは国産旧車やヤマハSR、モトクロスに始まり、ハーレーはショベルから現行までに応えている。

基本バイク全般をさばく氏はカスタムに関して、ありそうでなかったチョッパーを作るのが好きだと言う。国産車をベースに、フレームを持ち上げてフォークを延長。サス付きで車検も通るそのロングフォークは、峠をスピーディにこなす『走り』に振ったスキームがキモだ。

でも結局、乗り手の運転が下手だったらその時点でチョッパーではない。バイクのスタイルよりも精神論だと、氏は口元をほころばす。