SIMMONS MOTOR CYCLE SHOP

腰を据えた男の
ブレないロックダンス

「チョッパーだけでなく、どんなハーレーも好き。アメリカを走ってそうなバイクに惹かれるんですよ。ちょっとダサさが残ってる方が悪っぽさが出たりとか、やり過ぎてないのがうまい人の作るバイクかなと」

2000年にスタートした店主の名倉さんは、ダイナやFXRといったラバーマウントモデルが好きで長く乗ってきたことから、そこに関するノウハウを豊富に保持。車体剛性や、トラブルをかわすチューニングのサジ加減など、実戦で得た経験をそのまま日々の業務に落とし込んでいる。

また、ハーレーはショベルからツインカムを主なフィールドとするが、’60年代以前の旧車や国産車、ドゥカティなど欧州車に至るまでをハンドリング。この視点の広い、柔軟性のある姿勢も持ち味だ。

「元々はフリスコスタイルが一番。今でこそクラブスタイルが定着してますけど、僕はあの形が好きでずっと昔からやって来てますから」。でもカスタムの前に、まずは整備や修理を確実にこなす、基本に忠実な店でありたいと言う。