REYNAL MOTORCYCLE

レイナルモーターサイクル（兵庫県三木市）

SHOP

July 19th, 2017

メリハリのあるシャイニーなボディ。そして、グッと、低く構えたデザインが拍車をかけるスピードスタイル。ヤマハSRを主軸にカスタムを手掛けるレイナルモーターサイクルは、2000年に開業した。

「基本はなんでも扱います。SR専門店ではないんですけど、自然とSRばかりになってる感じです。他に触る車種はほんまにばらばら。出来ないのもあるけど、何かに絞ってやってるわけではないですね」

店主の佐々木さんは、元々神戸のカスタムショップに勤め、その後トラックメーカーの整備士と、車の町工場を経て、同店を始動。「シンプルだから好き」、と往年のレーサーがフェイバリットだと話す。

「奇をてらったようなバイクはあんまり好きじゃない。あとはまあ、どこをどれだけ手入れたとかも興味ないですね。いじる箇所が少ないのにカッコ良く出来るのが究極だと思うんで」

見せ付けるための加工じゃなくて、バランスを取るのに必要だからやる。同店のカスタムは、すべてそのスタンスで製作されている。

時間のある時にコツコツ作業していると言う未完の店内。十分なスペースが確保されたワークエリアはウッドパネルとロゴサインで、古き良きアメリカンガレージの空気感を演出。

店内入り口に並べられた車両。自然とSRのお客さんが増えたことから専門店と見られがちだが、実際はそうでないと言う。TWやハーレーFLHなどの重量車の姿も見て取れる。

ウッド材で統一した作業台には、雰囲気の良い缶やビンなどのアメリカンオブジェクトがさり気に配される。壁沿いのメタルツールボックスも工作機械の風合いとよく馴染む。

形を変えて7年ほど乗る佐々木さんの’97年式SR。ハーレーのチョッパーに寄せたスタイルではなく、SRらしさを活かしたカスタムが好きとのことでその趣向が投影されている。